私は基本的には、こちらのブログももう一つのブログも、
「人に言ったら正論や常識の言葉で否定されたり怒られたりするけど、でも内心考えてしまう弱い気持ち」のようなことを書こうと思っています。
特に女性は、なのかもしれませんが、30代前後くらいから
「普通〜するものだ」
「〜できないのはダメだ」
「一般的には〜」
というような言い方で、他人の弱い部分を責める、というか説教をしようとする人が増えるな、という印象があります。
誰もが心からそう思えれば良いのでしょうが、そうじゃない人がいるから鬱病になったりしてしまう人がいるわけで…
だからこのブログの方では
「復縁したいけど無視されてるなんて、恥ずかしくて人には言えない」とか
「元彼を忘れられない自分はダメな人間なんじゃないか」とか
「こんな風に辛い自分の気持を誰も分かってくれない。自分はおかしいのかな?」
と思ってしまっている人に
「いえいえ、あなただけじゃないですよ!」
と言っていけるようなことを書いていきたいなぁと思っています。
それはメインブログの方でもそうなのですが…
本日こちらの記事に、やはり正論で常識的なコメントを頂いてしまいました…
私はこの記事では、「やっちゃいけないこと、考えちゃいけないことだと思っても、つらつらと妄想してしまうダメな気持ち」というのを書いたのですが、コメント欄に
「そんなことをしたらダメだってことが分からないんですか?
そんな考え方じゃ誰ともうまくいきませんよ!」
という、上から目線と言っては申し訳ないのですが
「こんな常識や正論があるって分かってないんでしょ?」
というコメントを頂いてしまい、
「あ〜やっぱり、こういう『お前は分かってないだろうけど、普通は〜』って言いたい人がたくさんいるんだなぁ」
とつくづく思いました。
すでに頂いたコメントにはここで書いたような
「正論や常識は人を追い詰めることがあるから、あえて自分勝手な気持ちを書くことによって、同じ気持ちの人が読んだときに『自分だけがおかしいんじゃないんだ』って思って欲しいと思って書いてるんですよ」
という返信はしたのですが、いやーなんか…疲れた…
他人が弱音を吐露しているときに、相手が正論や常識が分からずにおかしなことを言っているのであれば
「こう考えた方がいいよ」
という言い方をした方が良いときは、確かにあります。
「ストーカーとかしても誰も幸せにならないよ」
「返信しないのに何度も何度も連絡が来たら、彼は怖いと思っちゃうんじゃないかな?」
みたいなことは、視野が狭くなってしまって分からなくなっちゃっている人には、言い方を考えながら忠告したほうが良いときもあるでしょう。
でもねぇ、「頭では正論や常識は分かっていても、心はついていかない」という時もありませんかね?
でもってそういう気持ちに同意してくれる文章って、あんまり無いんですよね。
ネットでも、キュレーションメディアみたいなのは、正論や常識が端的に書かれているのばっかりで。
でも発言小町とかヤフー知恵袋を読むと、「うわー身勝手すぎる!」ってお悩みや回答がいっぱいいっぱい溢れてるな、と思います。
私はそういう相談サイトのコメント欄に、いきなり一刀両断に否定するような回答をする人が大変苦手です。
「悩んでる人にいきなり正論や常識を突きつけても、相手は追い詰められるだけだからさー。誰も幸せにならないこと言ってないで、もう1段先の目線で考えてみようぜ?」
と思ってます。いや、お前こそ何様だよ?って感じですけどね。
「こんな風に考えてしまう私って、ダメですか…?」って人に
「普通はそんな風に考えない!おかしい!ダメだ!」って言っても、さぁ…
特に女性は、一旦同意して欲しい人が多いですからね。
「分かる〜私も同じこと考えたことあるよ〜」
って言われたら、ホッとして冷静になれたりすることも多いです。
これは、私が失恋や仕事で悩んで認知行動療法に通った経験や、身近に鬱を経験した人がたくさんいるからきている考えなのですが、
「一旦同意をして相手を冷静にさせてから、少しずつ論理的に物事を考えていけるようにする」
という過程があると思います。
そういうときって、他人のケースを聞くのが手っ取り早いんですよね。
本やサイトでは一般的なことだけかいつまんで書かれていることが多いから、ブログならニッチな部分でも詳細を書けるかな、と。
でもそう思って書いてるんだってことは、ぱっと1記事だけ読んだ人には伝わらないし、長々と「こう考えるのがダメだって分かってるんですけど〜」って書いても、「本気でそういう妄想を実行しようとしてる人だ。常識や正論を知らない人なんだ」って思われちゃうんだなぁと思うと、コミュニケーションって難しいなぁと思いますね…
あ、でも職場でもそういうことあるな。
「こう思ってるって思われたくないから、そう思われない言い方にしよう」
と考え考え話しているのに
「こう思ってるに違いない」
スタンスで話をされてしまい、
「いや、だから、そう考えてるんじゃないって分かってもらいたくて話してるんですけどー!」
ってなることが多々あります。私の話し方が悪いのか…
そういうときは、もうとにかくにかく、「だーかーらー」と話し続けないとダメなのですが、それでも話が通じない人もいます。
が、人を変えたら同じ言葉でもスッと通じることもあります。
で、何が違うのかなー?と思って考えてみると
私のことを好意的に見てくれている人は誤解をしない。
私のことを懐疑的に見ている人は誤解をする。
ってことが多いなぁと思いました。
これって多分、恋愛でも同じことが言えるんじゃないでしょうか?
婚活みたいな場で知り合った人だと特に、相手に常識があるのかどうか疑う目線で話す人って多くて、
「こういう行動をするなんて、変な常識知らずの人に違いない!」
って思い込んでしまったり…
でも、正論や常識を上から目線で言っちゃう人って、私はそれこそ、世間を知らない人が多いよなぁと思っています。
井の中の蛙タイプに多いんだ、これが。
私も全然視野は狭いし勝手な人間ですが、正論や常識が人を追い詰めるということと、他人から見たらおかしいと思われてしまうようなことで悩んでしまう人の気持は多少はわかっているつもりです。
うーん、長くなりましたが、このブログではやっぱり、元彼を忘れられなくて悩んでいる人には
「わかるわかるー!でも一緒にちょっとずつ元気になっていこう!」
と言える場でありたいな、と改めて思ったのでした。
正論や常識で一刀両断するのは、思考停止でしかないぜ?