恋愛系の占いでよく
「彼とは縁がありますか?」
という質問があります。
それは「お付き合いに至る縁」「結婚する縁」という意味で聞くのですが、私が最近知人霊能者に言われた回答は
「結婚は無いけど、相性は悪くない」
でした。
結果として、お付き合いどころか、微妙な関係になりかけた直後にキッパリと振られました…
まぁ占いについては
で書いたように、今はお金を払っていくのはどうかなぁと思っています。
無料で読めるネットの占いで十分かな?
しいたけ占いの性格に関しては、すごく当たってるな〜という印象がありますです。
イケメン君とは、まぁ同僚なので話す機会はあります。
これまでも、ギクシャクしてしばらく話さないでいると、突発的なプロジェクトで話すきっかけが出来て、普通に話しているうちにまた仲良くなって、を繰り返してきていました。
元々コンスタントに関わる間柄では無いのに、ギクシャクした直後にプロジェクトが始まる、ということが多かった気がします。
恋愛とは違う、同僚として表面的に仲良くやっていく「縁」がある人なのかもしれません。
会いたい人と偶然会う機会が続く人もいれば、一生懸命に偶然を装おうとしても会えない人もいます。
こういうのも「縁」ではあるのでしょうが、だからって「運命」では無かったりして、不思議なものですね。
復縁とか片思いで悩んでる人がよく使うキーワードとしては「腐れ縁」や「情」というのもあります。
距離を置こうとしても、なんとなく関わる機会が出来てしまう、
付き合う気はないけど嫌いじゃないし、相手のことは気になる。
今思えば、「腐れ縁」はどちらかが、もしくはお互いが相手と関わろうとして繋いでいる縁だったり、
「情」は単に責任を負いたくない相手への好意だったりするのかなぁ。
で、どちらも気がついたら無くなっているものな気がします。お互いの環境の変化で、簡単に疎遠になっちゃうものですね。
「良縁」とか「運命」を実感したいなら、お互いに距離を縮めようとしなければ、成り立たないことが多いと思います。
それには「タイミング」も必要。
縁が無い相手とは、タイミングがあっても良縁にはならない。
結局思い通りにはいかなかった時の諦めの言葉として
「彼とは縁が無かった」
と思うしかないこともあります。神様がそう決めた、的な感じで。
アラフォーになって思うのは、長年の友達でさえ簡単に縁は切れてしまう、ということです。
また、頑張れば数十年繋ぎ止めておくことも出来る、という時もあります。
ただ、男女で恋愛関係にあった人と、その後ずーっと腐れ縁が続くとか、そういう劇的なことはあまり聞きませんね。
先日宇野千代を取り上げたのをキッカケに、彼女の随筆を買ってみました。
宇野千代と一時期結婚していた東郷青児という画家は、彼女と付き合う直前に愛人と心中未遂をしていたのですが、宇野千代との仲が冷めた頃に愛人とよりが戻り、この愛人と再婚したそうです。
しかし、東郷青児は亡くなる直前にも宇野千代と一緒に本を出そうとしていたり、また東郷青児の娘や、前妻の息子とも交流を持ち続けたり、宇野千代と東郷青児の縁は深かったようです。
ここまで来ると、腐れ縁とは言い切れないご縁を感じますね。
もちろんそれは、2人が芸術を通した仲だったからでしょうが。
この本にはもう1人、三浦環という日本人初のオペラ歌手の話が収録されていました。
三浦環の25歳近く年下だった元恋人から、彼女の人生を聞いたという話でした。
2人は結婚ではなく、付き人から養子縁組という流れになり、男性は三浦環の最後を看取った後は別の女性と結婚したそうです。
宇野千代も3回以上結婚していますが、どの男性も彼女と離婚後に若い女性と再婚し、子供を設けたそうですが、その代わり彼女と付き合ってから男性たちは仕事で大成したと言われています。
育て上げてから捨てられた、と思ってしまいそうですが、彼女自身も結婚中に別の男性とも関係を持てる方だったので、とにかく自由奔放だったのかも?
この本を読んでつくづく、人の縁というものは、手元にある時にどれだけ活かせるか、が大事なんだなぁと思いました。
未来のことなんて、分からない。
今一緒にいたいなら、頑張る。でも頑張ってもダメなら手放す。
自分が1人で縁を繋ごうと頑張っても、ダメなときはダメ。
でも不思議と望んでいるものとは違う縁がある場合だってある。
私と最近振られたイケメン君との間には
「職場にいる間だけ、お互い笑顔で話せるご縁」というのがあるんだと思います。
私がプライベートな関係になろうと頑張ってもダメ。
じゃあ、と思って距離を置こうとしても、2人の意思とは関係無く話す機会が出来る。
特に気まずさも無い、普通の顔でイケメン君は私に接してきます。
ただただ、「職場内」という環境の中で、うまくやっていきたいと思っているんだなぁ、と思うと、その社会人として当たり前の価値観がとても冷酷な、損得勘定しか無いものに感じます。
所詮「仕事とお金」の間柄。ならもう、そこには私が人生で求めている最上で最愛のご縁は無いので、私はもう流れに任せて笑っていようと思います。
私と「ご縁」がある人が、この世のどこかにいるかは分かりません。
元彼とだって、いつかバッタリ再会する日が来るかもしれません。
何があるか分からないけど、閉じ篭っていても、何も無い。
今は、いつか「タイミング」がどこかで来る日のことを期待しながら、心とカラダを準備しておきたいなぁ。
そして、しがみつきたいくらい強烈に感情が動くときが来たら、ご縁があるのかしっかり見極めて行動したいです。