復縁失敗後の40代独身女性のための元気レシピ

今でも忘れられない、復縁した元彼。でも連絡は完全無視されていて辛い…そんなアラフォー女性が元気になれる方法を実体験を元にお伝えします!

他人の心の痛みが分からない人は、本当にいるのか?

今日、同僚田中さんと鈴木さんと、3人で打ち合わせをしました。

基本的には私と鈴木さんが話していて、2人とも振られる前の頃のように、ちょっとふざけたノリで話していました。

 

鈴木さんは基本的には、礼儀正しいおっとりした好青年キャラで売っています。

でも、親しい人と話している時はチャラ男になります。

テキトーなこと、ちょっとイジワルなことをポンポン言うので、

「まーたそんなイジワルなこと言って。

ほんっと、言わなきゃいけないことは言わないのに、言わなくていいイジワルな一言は言うよね〜」

と私が言ったら

「このメンバーの前だけですよ〜」

とヘラヘラしていました。

田中さんは私より年上の、真におっとり優しいタイプの人なので、笑ってやり取りを聞いていました。

本当は鈴木さんも、普段は田中さんの前ではそこまでテキトーなことは言いません。

でも準備にバタバタしたプレゼンも終わり、鈴木さんも気が緩んでいたんだと思います。

 

そして私はつい田中さんに

「鈴木さんは、他人の心の痛みが分からない人ですからねー」

と言ってしまいました。

それまでポンポン言い合っていたので、田中さんも鈴木さんも笑っていましたが、よくよく考えると、私はずいぶん嫌味なことを仕事中に言ってしまったな、と反省です…

私は鈴木さんと2人の時に、面と向かって言えなかったプライベートな怒りを、人格否定のように言ってしまいました。

 

「この人は他人の心の痛みが分からない人なのかな?」

と、私を振った人のことを思ってしまったことは、これまで何度もありました。

実際には「他人の」ではなく「私の心の痛みを考えてくれない人」だというのは、頭では分かっています。

 

私の言葉に誠意を持って対応せずに逃げたこと、

その後ほとぼりが冷めるまで放置していたこと、

色々鈴木さんに対して思うことはありますが、その程度の関係にしか出来なかった自分のせいだと思います。

でも私は「あなたは私の傷付いた気持ちを分かっていないような振る舞いをしている」と言いたくなってしまったのです。

超絶面倒くさいですね。

 

私が鈴木さんの立場なら

「振られた負け惜しみかよー。めんどくさ」

と思ってモヤッとするので、鈴木さんが笑って流していたのは、まぁ不機嫌になられるよりは良かったです。

実際には鈴木さん、あくまで職場の中では、他人に気を遣う人です。

それは保身の為だな、と今の私は思っていますが。

心から誰かを心配して気にかけているところとか、見たこと無いですからね。

でもそれも、鈴木さんを見ていて思うことであって、心の内まで話したわけじゃないから分かりません。

 

一見今まで通り話してはいますが、やはり私と鈴木さんは、目を見ながら話していても、どちらからともなく先にそらしたりして、ニコニコと見つめ合うことは無くなりました。

鈴木さんが先に引いたときには

「私に勘違いさせないため?

それとも、振った女に愛想を振りまかないのが恋人の為と思ってる?

それとも、私と話すことが本当は嫌なのかな?」

と、鈴木さん、その彼女、私、の誰の為にそうしているのかは、よく分からなくなります。

どれか一つだけってわけじゃないのかもしれませんし。

 

「振った人の心の痛みを想像しろ」

なんて、他人が押し付けるべきことでは無いと思います。

それぞれの価値観があるのだから、酷い振り方をしようが、誠実な対応をしようが、その人の自由。

周囲はそんな人だと分かっても、付き合い続けることもあれば、離れることもある。

それはその人が選ぶ人生だから、他人がアレコレ口出すことじゃない。

 

鈴木さんは別に、私の言ったことを気に留めていないかもしれません。

内心イラっとしたかもしれません。

何にせよ、私に弁解も怒りも口にしないはずです。

彼はただただ、久々に複数人で今まで通り笑いながら話せたから、ホッとしたかもしれないし、何も考えていないかもしれません。

 

私は、以前のように好意を持って接してはいないつもりで、田中さんにも鈴木さんにも同じように接してる、と自分では思っています。

それでも話題の流れで、あの日のこと、振られた時のことを、思い出してしまったりはしました。

でもそんなことは、鈴木さんに気付いて欲しくはありません。

気を遣って腫れ物のように接して欲しいわけじゃない。

でも、全てケロッと忘れられていてもムカつく。

そんな身勝手な部分まで想像しろ、と思ってるつもりはないのですが、やはりモヤモヤしてしまう。

そんな私を見て、鈴木さんがどう思うかなんて想像もせずに、嫌味を言ってしまいました。

 

他人の心の痛みが分からないのは、どっちだよ?

って感じですね。

 

他人の心の痛みが分からない人は、経験がなくて分からないのか、単純に好意を持っていないから想像する気が無いのか、他にも理由があるのか、それぞれだと思います。

でもそれは、他人がはたから見て決めつけることじゃないですよね。

「この人がこんなこと言うのは、こんな態度を取るのは、他人の心の痛みが分からない人だから?」

なんて相手の人格否定をするのも、

「私が悪いから、傷付いてるのに気づいてもらえないんだ」

なんて自己否定をするのも、すごく時間と労力の無駄だなぁ、と冷静になると思います。

 

わざわざ鈴木さんに謝る程のことではないから、今日のことは私は忘れようと思ってます。

でも、一度こんな風に考えたのだから、また同じことをいつか言ってしまわないようにはしなきゃなぁ。

そんなことしたら、私の方が「他人の気持ちを考えられない人」になっちゃいますもんね。

 

単純に、思い遣りを持ちあえるかどうか、だけのこと。

相手の想像力なんて、家族でも恋人でも、そうそう口に出して否定して良いことじゃない。

そうやって、ちょっと突き放した目線で考えたいな、と改めて思いました。

じゃないと、私が勝手に疲れちゃうから。

早く、こんなこと考えずに接していけるようになりたいものです。