ゆとり、と十把一からげにするのは何ですが。
鈴木さんに送った、参考になるかなぁと思った「ワークライフバランスを勘違いする社員が急増中」ってネット記事、ググったらあちこちで叩かれていました。
「これぞブラックな考え方だ!」って。
叩く人の意見は
「新人でも仕事に不慣れな不器用な人でも、その人が定時でこなせる仕事量を与えない上司が無能」
だそうです。
えーと、仕事がどう発生して、どう流通に乗ってるかとか、分かってるのかな?
自分はそんな価値観だって面接の時に言うといいよ!きっと不採用だから。
そしたら君の思うブラック企業で働かなくて済むよ!
ただ、発言している人それぞれが想像している仕事内容や環境が違うと思うので、何とも言えない部分もありますが、件の記事はホワイトカラーのサラリーマンを想定していました。
その記事に噛み付くネット記事も見ましたが、多分噛み付いた人はホワイトカラーではない職種だったのでは?
「俺は定時の10分前に、2時間かかる仕事を今日中に終わらせろと言われた」
と書かれてましたが、それは職種や状況によると思います。
常にそんな仕事の仕方の会社だったとして、何故そのようなやり方になっているのか、事情があるはずです。
「俺のミスで残業が発生した。
俺がミスするのを想定しない上司が無能だ」
とか思うモンスターも世の中にはいるのかな?と想像すると、ゾッ。
いわゆる大手メーカーとかつてお付き合いありましたが、まー皆さん残業しまくりで、そのツケを外注先に持ってきまくってましたよ。
ワークライフバランスの文句言ってる人がメーカーの責任者なら良いですけど、下の外注先は
「ウチの社員は定時で帰らせますんでー」
とか言えないのよ。
上司が無能、社長が無能、取引先が無能、国が無能
って皆んな言うけどさ。桃源郷に行ける実力とかも必要だと思うけどな。
私、外国の良い部分だけ見て
「日本はダメだー」
って言う人、どうかなーと思うんですよね。
あと、仕事でトラブルはつきものだし、そのトラブルの時間を想定して組むのは不可能。
みんながみんな、優秀じゃない。
みんながミスしないわけじゃない。
機械だって天候だって、トラブルはつきもの。
既婚男性と話していたら、公園で会うママたちの中には、自分に都合の良い例ばかり持ち出して
「おかしい!」
と文句をつける人がたくさんいるそうです。
「私が専業主婦でいると生活費が苦しくなるなんて、日本はおかしい」とか。
で、子供がまだ保育園や幼稚園とかでもバンバン離婚しているそうです。
と、ゆとりというか、ワークライフバランス論争みたいな話を書いてしまいましたが、さすがの私も鈴木さんのメールを読んでから、彼に対する気持ちが激減したようです。
廊下で背後にいるのに気付いた時、話しかける気になれませんでした。
気付いていないフリして、サッとドアを開けて立ち去ってしまったのですが、こんなこと怒ってる時しかしたこと無かったわー。
親しい同僚にも、鈴木さんのことを話しました。
とにかく一度話を聞いてあげる場を作ろうか、とはなりました。
あとは、鈴木さんが話したいと思うかどうかです。
単なる言い訳で悩んでるフリしたのなら、
「相談に乗って頂く程じゃないですー」
とか言うだろうし。
ブラックは嫌だとか皆んな言うけど、そうやって働くことを否定する人のことを、大人はフォローしたくなくなるよ。
自分たちと同じ思いをしろ!とは思わないけど、君たちを甘やかす為に私たちは働いてるんじゃない。
君たちのライフを守る為に、誰かがライフを犠牲にするってことも考えて欲しいけどな。
頑張る人のことは応援するし、助けたいと思う。
ロボットじゃないから、人の気持ちってそうやって動くってことも考慮して欲しいなぁと思いました。