美人とブスの境目はどこにあるのでしょうか?
ゴマブッ子さんのブログでは
「自分が思う顔面偏差値からマイナス2レベルしたのが、自分の顔面偏差値だと思え」と書かれています。
「私は普通よりちょっと上」と思っていたら「普通よりちょっと下」とか、「私は普通」と思っていたら「ブスの上」とか。
また「街中でブスだと思う女が、実は自分と同レベル」という説もあります。
これ、すごく日本人らしい、謙虚なフリして卑屈な発想だと思いますけどね。
そう言わないと、世間が「図々しい」って言うからですよね。
女性の中には「私は美人」と思う人と「私は可愛い」と思う人でもタイプが分かれますね。
私は「可愛い」と思うタイプと仲良くなったことはあまり無いですが、「美人」と思ってるタイプの人は数人知っています。
っていうか、母です。
母は私が子供の頃から「ママは美人だから」と言ってました。
「◯◯さんに美人だって言われた」って報告はしょっちゅうありました。
「お母さん、美人だね」
というのも、学校の先生とか、友達とかから言われます。最近の写真を人に見せても
「実年齢より若いねー美人だね」と言われますが、
「それ、自分でも言ってて、いつまでも現役の女気分でウザいんですよ…」と私は返しています。
親族の間でも、末っ子で美人で可愛いがられたワガママ女として母は君臨していて、従兄弟たちにも
「姉ちゃん(甥姪に「おばさん」と呼ばせないとこもアレですよね…)は昔からああだし、努力もしてるし、スゴイと思うよ」
と言われますが、娘は堪ったもんじゃないっすよ。
えぇ、私は父親似です。
女を長年やってきて思うのは、メイク技術だけでなく、スキンケアや体型やファッションや姿勢や表情で、見た目の印象は全然変わるということです。
でも美人な人ほど、美しさをキープする為に努力をしている人が多い気がします。
そりゃ、頑張れば頑張るほど褒められて好かれたら、楽しいでしょうね。
プラスを更にプラスにするのは楽しいけど、マイナスを0に近付ける努力をするのは、なかなか精神的に虚しくなるものです。
安野モヨコの「美人画報」でも、「汚いものを隠す」というメイクより、「良い部分を増やす」というメイクの仕方をした方が、精神的な影響もあって美人になれると書かれていました。
ってか、この本ずっと私の中でバイブルなのですが、もう発売から14年も経ってるんですね…
私はそんなに自分の顔に興味はありません。
「もっと口角が上がってたら」とか
「鼻のラインがキレイだったら」とか
骨格的に気になること、アンチエイジングとして気になる部分はありますが、土台はもう仕方ないと思ってます。
まぁ骨格に関してはコルギに大金を払ったことありますけどね。あれは良かった。またやりたい。
初対面の男性たちは、私の顔を見て
「論外」と相手にしない人もいれば、「好みだ」と言う人もいます。
ちなみに、似ていると言われる芸能人は、魔性の女と言われている人です…。
段々「自分の顔は人によって賛否両論だから、万人ウケは求めても意味がない」と思うようになりました。
男女共に、「美人やイケメンがモテる」と思い合っているし、それは実際にそうなのですが、結局自分の好きな人が自分をどう思うか、と、自分で自分の顔をどう思うか?がポイントだと思います。
美人でもブスでも、他人から見たときに「感じ良い人だな」と思ってもらえて、自分でも嫌いにならない顔になれたら良いな。
雁須磨子さんのマンガ「いばら・ら・ららばい」の中に自分の地味顔にコンプレックスを抱く女の子の話「があります。
学生時代に女優の顔を見て
「この人は整形」
と笑いながら得意げに話していたら、同級生から
「何様のつもりだよ」
と鼻で笑われたことがトラウマになっている主人公。
「努力しててすごいねー」
とメイクが濃くファッションに気遣うバイト仲間を口先で褒めながらも、内心馬鹿にしていて、そんな自分に
「私ごときが、何様のつもりだよ」
と落ち込むのですが、そんな彼女はある日そのバイト仲間女性に
「私のことバカにしてるよね?
普通、頑張ってるねーすごーい、とか本気で思って言ってるなら、自分もするよね?」
と言われてしまいます。
一目惚れした可愛い服を買ったけれど
「私がこんな可愛い服を着たら、笑われる…」
と卑屈になって泣きながら、
「でも…誰が、誰を笑うって言うんだろう」
と思い、主人公はその服を着て出掛け、バイト仲間の女性からも褒められて、自信をつけていくという短編で、とても良かったです。
美人でもブスでも、自分が少しでも楽しんで自分と向き合えた方が良いですよね。
顔に関して、私の中で2つ、心に刻んでいるエピソードがあります。
母の友達のお母さん、という当時すでにおばあさんだった女性のお話なのですが、母の友達が
「お母さんは毎晩必ず寝化粧しているの。
朝のゴミ出しの時も、必ずフェイスパウダーだけはして外に出るし、スゴイなぁと思う」
と話していました。
その話を聞いた時、私はまだメイク品もロクに持っていない二十歳だったのですが
「フェイスパウダーは必ず持とう」
と心に誓いました。
30歳近くまで私はファンデーションを使っていなかったのですが、下地とフェイスパウダーは使うようにしていました。
パフでお粉をはたくと、すごく女っぽい気持ちになれるので、フェイスパウダーは大好きです。
もう一つは、「アラサーちゃん」の番組後のトークで壇蜜が
「私のことブスって言う人がたくさんいるけど、気にしないの。
だって、私のことを抱いてる男はいるんだもん。
あなたが何を言おうと、私のことを抱く男はいるのよって思うんだ」
と話していたことです。
そりゃまぁ、壇蜜はね…とも思うのですが、でもそうハッキリと口にして、自分を貶す人の言葉に必要以上に耳を貸さない発言は、カッコイイなぁと思いました。
そんな風に顔のことを考えながら、昨日ディオールで新しいアイシャドウとリップを買いました。
斜め向かいに若くて可愛い女の子が座っていて、笑顔でメイクをしてもらっているのを見てちょっと卑屈な気持ちになりかけたりもしましたが、でも私は私で店員さんが普段より良くしてくれたので、楽しかったです!
買ったメイク品のことはメインブログに書きました。
【秋メイク】美人度30%アップ!ディオールのサンク クルール677買った
ニュールック フォール 2017限定のサンク クルール677 ヒプノタイズ
店員さんにメイクしてもらうと、普段よりちょっと良い感じになりますねー。
ユーチューバーみたいな大変身じゃなくても、いつもよりちょっと自分の顔が好きになれます。
美人でもブスでも、他人からどう思われようと、自分でもっと良いなと思える顔になれる努力をするのは良いこと、なはず!
ブスな自分に甘んじて、メイクもしないしファッションにも気遣わないってのも、それを自分が望んでいるのなら全然良いと思うのですが、私はやっぱり少しは気遣っていきたいです。
そして、それを受け入れてくれる男性と笑い合いたいなと思います。
ちなみに以前アウトデラックスに出た石田えりが
「私はまだ運命の人と出会うのを楽しみにしているの!」
と話していて、50代でもまだまだ未来を楽しみにしていて、すごく良いなぁと思いました。
私もそんな男性と出会うのを楽しみにしながら、アンチエイジングだけでなく、もっと今の自分に似合うメイクやファッションを楽しみたいです!
美人でもブスでも、どっちでもいいから、自分だけは何歳になっても、自分の顔を嫌わずにいられますように!