取引先に、まさにジェンダーレス男子!というう、それはそれは可愛い20代前半の男の子がいます。
華奢で色白で目が大きくて、本人も「僕、可愛い」と自覚してる感じ。
話し方も甘えた感じで
「そうなんですよ〜」
と語尾を伸ばしたり、じっと目を見つめてきたり、ニコニコ笑ってくれて。
でも時々「やべっ!」とか男っぽい言葉をポソっと言ったりすると、おっ!となります。
外見は違うけど、その態度は鈴木さんに似通った部分があり、
「なるほどー、鈴木さんはこんな感じで私に接してるだけなんだ!」
と冷静にさせてくれる、有難い存在です。
仮名を「東北さん」にしておきます。
東北さんとは月一で1時間程話すので、同僚と少しずつ東北さんのプライベートを探るのを楽しみにしています。
昨年同僚たちとハロウィンの仮装をしようとしたけど、イマイチ全員が乗り気では無くて頓挫してしまったと言ってましたが、今年は仮装出来ることになったそう。
「どんな仮装をするんですか?」と聞いたら
「ウサギです!」
とニッコリ答えてくれました。
え…男がウサギに仮装?どんなの?こんなの?
こいつ…可愛い僕が可愛い仮装をするって…すげー…
「バニーちゃん的な想像をしてるんですけど」と笑いながら言ったら
「次回、写真お見せしますね!」
とニッコリ言ってくれました。
いやーなんかもう、あまりの可愛さと愛想の良さに、毎回楽しませてもらえてホント有難いのですが、こういう可愛い年下男子は増えてますねー。
よーく思い返すと、アラフォーの私の同級生にも、チラホラとそういうタイプはいました。
原宿系の男子が奇抜なファッションしてメイクするのが流行ったりしてたから、そこまでではなくても外見は女の子っぽくしてるキレイ系狙ってる人はいたなぁ。
ただ、やはりそういう人は目立ってたし、モテるのはもっと大人らしさのある人だったかな。
先輩に甘えた話し方を計算でする男性はいたけど、同期には冷酷だったりしたし、内面も外見も可愛いニコニコ優しく愛想のいい男性は、今みたいに沢山はいませんでした。
まぁ鈴木さん含め、今私の前でニコニコ可愛くしてる男性も、同期たちといる時はガラッと変わるのかもしれませんが…
同じような感じなのに、何故鈴木さんのことは男に見えたのかな?と考えると、やはり外見は男っぽいからかしら。
あと、仲良くなってからはお兄さん的発言してきたり、男っぽさ出そうとしてたからなぁ。
そういうのが東北さんとは無いので、ただただ可愛い男の子だか女の子だか分からん感じで、キャッキャと仲良くしてもらっています。
私は東北さんに「男」は感じないけど、でもこういう男性のことを本気で好きになるアラフォー女性もいるかもなぁとは思います。
ジャニーズ系でも可愛いキレイ系が好きな人?いや、でもジャニーズは体鍛えてるから脱ぐと筋肉あって、そこにキュンとくる人が多そう。
ちなみに東北さんの好みの女性を同僚が聞いてみたら
「年上の女性です」
と言われたそうなんですが、それ多分うちらが年上だから、気を遣って言ってくれてると思う…
蛯原友里とかああいうキレイ系お姉さん、とは言ってたそうですが、それもウチらの年齢加味して上目を言ったのでは?
東北さんに関しては、あまりの愛想の良さと可愛さに、つい笑顔になりつつも
「こいつ、計算すげー」
と思ってしまって、全く男と意識しません。
東北さんに会った後に鈴木さんに会うと
「ハイハイ、あんたも東北さんと同じ演技してんのねー。
でもあの子と君では年齢違うからね」
と冷静になれます。
で、彼らと話していて、ふと気付いたことがありました。
ちょっとツッコミを入れたい時とかに、小声でコソコソした感じで言ってみると、あちらも小声で笑いながらコソコソと返してきて、その後見つめあってニコッとなって、親密度がアップした気持ちになれることがあります。
これ、特に計算ってわけではなく、これまでの経験でなんとなく面白いと思ってやってたんですが、ググったら普通に恋愛テクニックとしてあるものなんですね。
確かに昨日も、鈴木さんが小声で話しかけてきて、聞こえなくて聞き返したら噛みまくりで笑ってしまったり、ある物を借りに来てたので
「これ残り少ないから、ちゃんと返してね」
「ハイ」
「って言って、あなたいつも忘れて返しにこないじゃない…」
「えーっと、極力、返すの忘れません」
と2人でコソコソと笑いながら話して笑い合ったりしました。
この意味もなくコソコソ話すのは、最近私と鈴木さんのコントみたいな感じになってて
「ギクシャクするのやめて、同僚として仲良くしていようね」
の意思表示と受け止めていたのですが、確かにそれは親密度アピールではあったかもしれません。
ちゃんと計算している人は、普通の声量では敬語、小声でタメ口にしてみたりして強弱をつけて、ワザと親密度アップアピールするそうです。
あー確かに、特に意識してなかったけど、なんとなくノリでやってた時も、そういう効果狙ってたかも?
側から見たらどう思われるか?とか全然考えないで、受け狙いみたいな気持ちでやってたんですが、確かに狙ってたのは「親密度」だったかも、と思うと、他の人は
「あいつ、狙ってんなー」
って感じだったんでしょうね。恥ずかしー。
だって東北さんも鈴木さんも、そういうのに合わせてくれてたし、それでニコッと笑い合うのが楽しかったんですよ。
なんとなく面白いと思ってやってたことが、普通に恋愛テクニックとして書かれていたので、ちょっと笑ってしまいました。
でもまぁ、これに合わせてくれる人は、単に人馴れしてるだけな気もするけど…
相手がそういうことしないタイプの人だと、ちょっとドキッとしてもらえるのかもしれませんね。
とはいえ、その後のテクニックに書かれていた、ワザと「んっ」「アッ」とか喘ぎ声のような呟きをしてみるってのは、側から見たらキモいからどうかと思いますけどね〜