「孤独感」がストーカーの執着心を生み出すのは一般的な説ですね。
アイドルに執着してストーカー事件を起こした男とかも、世間で人から相手にされない、孤独な男性だったようですし。
大人しい神経質なタイプの男性がストーカーになる、という話はよくあります。
執着心が強くても、ストーカーになるタイプ、ならないタイプがいると思うのですが、ストーカーになるタイプは
孤独感→執着心→怒り→破壊行動
の過程で、誰か他の人に現状を話して発散出来なかったり、客観性を保てなかったり、そもそも自分の行動がどう他人に思われるか考えたことが無かったりするのかなぁと思います。
私はストーカー心理は分かるのですが、内向的なタイプではないので、「世界に私とあなた2人きり」みたいな気持ちにはなりません。
何かあったら誰かに相談するし、破壊衝動がそんなに無いんですよね。
怒って書類を強く投げる程度はありますが、殴る蹴るとか、器物破損衝動はありません。
ただ、怒りで執着心が芽生えることはあります。
「あいつ、絶対にやり返してやる!」みたいなのは、めちゃくちゃありますね。
執着心は孤独感から来るけど、ストーカー行為は破壊衝動から来る。
ここが、犯罪行動を起こすかどうかの境目だと思います。
で、このあたりは幼少期の体験や、過度のストレスが原因で精神病になる等、「好きな相手」とは別のところに原因があることが多いのではないでしょうか?
元々の脳の構造という先天性なものもあれば、後天性のものもある。
先天性のものがあるが故に、後天性の負荷がかかることもあるかもしれない。
となると、執着心が強い人は、一つのステレオタイプな枠にはめられないと思います。
男性で粘着オタクストーカーが比較的多いのは、男性の方が女性の数倍アスペルガーが多いからかな?という気がしています。
他人とコミュニケーション取れない→イジメに遭う→孤独感と執着心が強くなる→破壊行動
という流れがあるような…?
以前メインブログがオリンピックのエンブレム問題で炎上した時、1人の粘着質な男につきまとわれました。
その時は短時間で大量に色んな人からコメントが書き込まれてました。
まずは禁止キーワードを増やし「ババア」とか「馬鹿」とか書けなくしたのですが、それでも連日罵詈雑言と、応援コメントや質問が書き込まれました。
自分は間違っていないと思っていたので、真っ当な人のコメントは公開にして返信し、おかしなものは削除していました。
実際、佐野研二郎さん今も普通にお仕事されてますからね。
そうなる人だと私は思ってたけど、「そんなはずない!」と何の知識もないのに思い込みで書き込む人が続出していました。
コメントのより分け作業のとき、最初は普通のコメントだと思って公開していた人のIPアドレスが、他の罵詈雑言コメントと同じものだと気付きました。
気付いたきっかけは、そのコメントを公開にしたときに喜びのコメントが嫌味っぽい口調で更に書き込まれたからです。
なんだ、コイツも頭おかしいやつか、と思って、一旦公開にしていたコメントを削除しました。
そうしたら「何コメント消してるんだよ!」と怒りのコメントが書き込まれました。
その後、そのコメント主は2ch(今は5ch)のあちこちのスレに、私のブログのリンクと馬鹿にした煽りコメントを書きまくりました。
その後の経緯はメインブログでもネタにしましたが、ま、「アフィブログの宣伝おつ!」って感じで終わりました。
その粘着男は、その後掲示板でもどんどん周囲から相手にされなくなっていました。
最終的には佐野研二郎さんのことを書いた掲示板自体がすぐに落ちるようになり、あの騒動は終焉を迎えました。
粘着男は、私のブログにはアクセス禁止にしたので、読みに来ることも出来なくなり、より一層怒りが執着心を生んでいたんだろうと思います。
普通の人は、そもそも他人のブログに嫌味なコメントなんて書き込まないし、罵詈雑言を掲示板に書いたりはしません。
不愉快なら読まなきゃ良いだけの話なのに、学歴コンプレックスとか、カタカナ仕事へのやっかみとか、政府への怒りとか、なんだかそういうのを誰かにイジメのようにぶつけたかったんでしょうね。
女の私は狼狽えて傷付き、ブログを閉鎖するとでも思ってたんでしょうが、アフィブロガーの個人情報保護とWEBのアクセス解析と対応の知識は、ただの読み手とは違います。
私はその後も変なコメントが来たら晒してネタにしているので、以降はあまり粘着されることはありません。
無視が1番良いと言いますが、同じようなことをあちこちでする人を増やさない為に、
「罵詈雑言を他人のブログに書き込む危険性」
をキチンと書くことにしています。
この辺は私の「やられたらやり返す」って喧嘩っ早さもありますが…
この時のことは「恋愛感情が無くても、怒りで執着心が芽生える人がいる」ということについて、再認識するキッカケになりました。
テレビでも騒音トラブルでストーカーになる人とか、ちょっとしたキッカケで怒りから粘着質な行動を起こす人は出てきますね。
そういうのは、今現在抱えているストレスや問題もあるのでしょうが、幼少期の親や同級生との関わり方で歪んでいった人もいるのかもしれない、と思います。
発達障害があるのに気付いていない可能性もありますし。
この法則でいくと、小中学の教育現場で食い止められるトラブルも多いんだろうなぁ、と思うのですが、そもそも親や教師の性格が必ずしも良いワケではないですもんね…
大人だってストレスを抱えているし、やはり理想郷のような世界はそう簡単に実現出来ませんね。
元彼や片思いしていた人に執着してしまう人の中には、もう「好き」ではなく「怒り」が満ち溢れてしまい、その感情のやり場が無くてより一層追い詰められてしまう人もいるのではないか、と思います。
「こんなに好きなのに、どうして思い通りにならないの?」
という感情は、「そりゃ世の中、君を中心に回ってるワケじゃないんだからさー」なんて一般論で抑えさせることは出来ません。
そもそも「怒り」って、本人だって怒りたくて怒っているワケじゃない時もある。
「加害者」「被害者」と思ってしまうと辛くなるけど、でも怒りを無理矢理抑え込むこともストレスとなる時があります。
解決法はケースバイケース。
ヨガでストレス発散してるってメディアで笑顔で発言していた人が、仕事中には社員をヒステリックに怒鳴り散らしてたって話も聞いたことあります。
(超有名なメイクブランドの代表で、本人の名前のブランドが百貨店にあるような方です)
単なる怒りと執着心は別物のように見えますが、やはり対象への執着心が怒りを生むことも多いですね。
そういう執着心は、全て無くしたらつまらないもの。
煩悩の無い世界に行くしかないですし。
それでも、自分を苦しめるような執着心からは、少しずつ解放されるように、自分で自分をコントロールしていけたら良いな、と思います。
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