鈴木さんと過去にやっていた仕事に、最近動きがあったそうです。
事後報告を聞いていたら、実は最後にやった時にトラブルがあり、鈴木さんがそっと対応していた、ということを聞き、ビックリすると共に血の気が引きました。
鈴木さんは私ではなく顧客側のミスがあったと言っていましたが、過去の資料を漁らないと真相は分かりません。
が、私は当時の鈴木さんとのやり取りのメールをすでに削除してしまっているのです。
メールでは容量の大きなものを送受信することが多いため、一定期間経つと削除します。
この鈴木さんとのやり取りは数年前のものなので、他のプライベート的な会話と共に削除してしまっていました。
鈴木さんは「当時お話しましたよ」と言っていましたが、私は全く記憶がありません。
ウッカリ忘れたら後々トラブルになる問題なので、自分がそれを聞いて忘れるとは思えないのですが、とはいえ記憶なんて曖昧なもの。
現時点では問題は起こっていないし、未来に気を付ければ良いことなので、鈴木さんは「大丈夫ですよ〜」と言っていましたが、とはいえ鈴木さんの言うこと…
とにかく、今後その仕事が動いた時に、キチンと申し送りをすること、鈴木さん以外の人が見ても変更前のモノが混ざってしまったりしないようにすること、その他気になることを伝えたら
「ご指示の通りに動きます!」
と言われました。
ご指示ってか、会社内の最低限のルールだけどね?
何度も「信じて大丈夫?もし鈴木さんが今日明日に事故で死んじゃっても、ちゃんと他の人がそのことが分かるようになってる?」と聞き、「大丈夫です!」とニコニコと言われたので、清水の舞台から飛び降りる気持ちで「じゃあ信じます!よろしくお願いしますね!」と言って会話を終えました。
しかし当時を思い出そうとしても、鈴木さんに関する記憶がかなり消えている自分に気付きました。
「鈴木さんのことを諦めよう、忘れよう」
と思ったせいで、仕事の内容や自分の行動はうっすら覚えていますが、鈴木さんとのやり取りを忘れてしまっています。
一応手元にある資料を確認した限りは、トラブルになった部分はキチンと何度も顧客に確認を取っていたので、その後「やっぱり違ってた」と顧客が気付いた可能性は確かに高いです。
こちらがギリギリにその修正を聞いていたのに直していなかった、ということが無かったなら、ですが。
でもそんなトラブルがあった、と鈴木さんから聞いた記憶がありません。
鈴木さんにも
「それ、ホントに私に話した?他の人に話したのの記憶が混ざってるんじゃない?」
と言ったら
「いやー、そんなこと、無いと思うんですけど…」
とは言ってましたが、それもアテにならないと思ってしまいます。
当時は鈴木さんと話せる機会が少なくて、やり取りしたことを私はよく覚えてたんだけどなぁ。
今や、お互い同レベルにやり取りを忘れる状況かも?
私が逆の立場だったら
「この人、自分のこと好きだったはずなのに、やり取りした話を覚えていないんだな」
と思ってしまうかもしれませんが、鈴木さんは気にしないはずです。
最近しばしば
「こう言ってたよね?」
「いえ、こう言われたから、こう返しましたよ」
「そうだっけ?覚えて無いわー」
というやり取りをしてしまっています。
大したことじゃないから、どんどん記憶から消去しちゃってるみたいで…
社内で好きな人が出来た場合、その時は相手の一挙手一投足、会話した内容をよく覚えているものだと思います。
が、諦めた途端に、相手の情報はどんどんデリートしてしまいますね。
こういう「興味が無くなった」からこその問題も起こりうるかもなぁ、と、ちょっとヒヤリとしてしまいました。
鈴木さんのプライベート的なことは忘れても、仕事の話はちゃんと覚えているようにしないと、ですね…
ただでさえ、忘れっぽくなってきてるのに…
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