昨日一日イライラしていて、今日会社で同僚にちょっと鈴木さんのことを愚痴りました。
真面目な同僚は「ありえない!」とやはり怒っていました。
同僚の怒る様子を見ながら、私が何故怒っているのかをまた考えてみました。
私が鈴木さんに対して1番怒っているのは、先日彼が上司から怒られた時と同様に、会社近くで社会人としてのマナー違反を堂々としたことだ、と気付きました。
今の彼女と付き合いだしてから、「普通それ、同僚に見つからないように配慮するよね」ということを彼は何度もやっています。
小さなアットホームな会社なら許されることだけど、一般企業では許されないことをやり、叱られても
「お気遣い頂いてすみませーん」
としか返さない。
常識を知らないのではなく、ただ気が抜けているだけなのかもしれません。
もしくはもう、会社の人にどう思われようと、どうでもいいと思っているのかもしれません。
一つ一つの行動ではなく、根本的な問題かもな?と思いました。
でも、その様子を見るのは嫌な気持ちになります。
なので長々と怒りのメールを送りました。
根本的なルールとして、通勤経路を会社に提出する理由は、事故が起こった時に責任問題になるからだ、ということをまず書きました。
元々駐輪場が無い為、自転車通勤は認められていない、と私は以前上司に確認済みです。
同僚曰く、鈴木さんは住所変更を会社に届けていないまま、一年以上交通費を着服しているそうなので、自転車通勤自体を本来隠さないといけないはず。
ただまぁ私も昔これ、会社の人も公認でやってたことはあります。
労災も残業代も無い事務所だったから出来たことですが、でも会社には一応伝えていました。
これらの社会的マナーを書いた後に、そういうことを隠さずに平気で同僚に見せ、叱られてもヘラヘラしているところに怒っている、と書きました。
鈴木さんが事故に遭ったら、と心配する気持ちと、
大人として叱っておこう、という気持ちと、
そんなマナー違反を隠そうともしない姿を見せられたことへの怒り。
この最後の怒りが、私の1番怒っている理由です。
コソコソと隠れてやっているのを見る以上に嫌な気持ちになった、と書きました。
そして悩んだ末書きませんでしたが、交通費着服を本人が会社に届けないまま同僚達に気付かせることで、知っている人達は彼の罪を許容させられている、ということについても考えて欲しい気待ちはあります。
きっと鈴木さん本人は、他の同僚がそういうことをしていても、気にならないのです。
だから、そういうことを気にする人は「自分とは価値観が違う」としか思わず、だからこそ自由に振舞っているんでしょう。
私に鈴木さんを変えることは出来ないし、何か問題が起これば彼一人の責任だとは思うけれど、それまでの行動を見て不愉快に思う人がいたり、不平等を感じる人がいることには、気付いて欲しい、と思ってしまいます。
その上で、それでも「他人なんて関係ない」と鈴木さんが思うなら、それはもう仕方ない。
私も悪いところはたくさんあって、鈴木さんを怒れるような人間ではありません。
でも、同僚として鈴木さんを可愛がっている上司や私が怒っても笑っている姿は、見ていて本当に悲しくなるんです。
私がダメな部分を見て不愉快になって怒る人はいても、悲しくなる人はそんなにいません。
大事に思う人に裏切られる悲しみと、納得いかないことに怒ることは、ちょっと違う気がします。
私一人だけじゃなく、上司など他の人にも悲しみを与える行動をしているんだって言われても、鈴木さんにはピンとこないかもしれません。
完璧な人になって欲しいなんて思ってない。
でも、他人を悲しませても気付かず、気にせず、笑って流せる人でいて欲しくない。
これでまた当たり障りない謝罪メールが来て終わりなら、もうどうしようもないけど。
さて、これでこの件を考えるのは終わり!
同僚が「事故に遭えば良いのに」と笑って言っていたのは、内緒です。