「咳をしても一人」は尾崎放哉の俳句です。
私がこの俳句を知ったのは、吉野朔実の本紹介エッセイの中で紹介されていたからです。
仕事中にふと「咳をしても一人、って誰の俳句だっけ?」と話題になり、友人知人に聞いてみたら、なかなか皆んな答えに辿りつけず、やっと一人がFAXで教えてくれた、というエピソードでした。
吉野朔実は本が大好き (吉野朔実劇場 ALL IN ONE)
- 作者: 吉野朔実
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 2016/07/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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一昨年は雨宮まみ、吉野朔実という独身女性が亡くなり、色々考えさせられたのですが、結局私は今も一人のまま、現在風邪をひいています。
3日前に雨が降り、かなり足が冷えるなぁと思ってお風呂にも入らずに電気毛布をつけて寝てしまったのですが、朝起きたら少し喉が痛く、コレは風邪かもなぁと思っていました。
一昨日の昼は少しくしゃみが出て、夜にはかなりゾクゾクしてきたので体温計を探したのですが、ケースはあるのに中身が無い…
仕方なくそのまま寝て、昨日コンビニで体温計を買ったら36.7度と微熱手前くらいの体温でした。
鼻水が出るので、「あなたの風邪は鼻から?」というあのCMの薬を買い、飲んで寝て、夜中に37.5度になりましたが、熱としては低い方で止まっています。
今は37度なので、重くは無いけど風邪ではあるので、悪化させないように大事をとってゆっくりしています。
ま、風邪をひいていなくてもゆっくりしていますが…
一昨日会社で「風邪っぽい」と若手の男の子に言ったら
「気のせいですよ。で、この案件ですけど」
とサラッと流されてビックリしました。
昨日「今日は体調が悪いから」と話したら
「え、昨日は冗談言ってるんだと思ってました」
と言われて、なおビックリ。
私はそういう冗談を言わないのですが、何故かそういう勘違いをされがちです…
親しい歳上既婚男性は、朝すぐに
「調子悪そうだけど大丈夫?
風邪薬が会社にあるし、無理しないで」
とメールをくれました。
この人はとても優しい良い人なのですが、そういう心配を言ってくれるのはとても有り難いのだけど
「この人に心配されても、頼れるわけじゃないし…」
と思ってしまったりもします。
鈴木さんは、当然スルー。
私が風邪をひいたことは気付いているかもしれませんが、気付いていないかもしれません。
「大丈夫ですか?」
の一言さえ言ってくれない。ま、以前体調悪かった時も、こちらから自己申告したら
「無理せず病院に行って、ゆっくりしてくださいね」
と言われて、当たり障りないお見舞い言葉でも寂しく感じるものだなぁ、と思ったから良いのですが。
何年か前に肺炎になって39℃の熱が出た時、当時好きだったけど色々あって、直前に大喧嘩したバブリーなおじ様に「助けて」と試しにメールしてみたことがありました。
数時間してから「どした?」と返信は来たけれど、結局何もしてくれないどころか、お見舞いの言葉も無かったので
「あ、この人とはもう二度と連絡取らないでいいや」
と思いましたね。
この人からはそれから1年くらいして向こうからメールがきて、無視したらまた年末に挨拶メールがきて、去年食事に行ったのを最後に、お互い連絡し合ってしません。
口説かれていた時には優しかったし話していて楽しかったのに、他の女性が現れた途端に上から目線でキツイ物言いをするようになって、後半は関西弁でヤクザみたいに怒鳴られたりしたのは嫌だったなぁ。
利害関係の無い男は優しいのに、好意に応えない、と決めた男は、冷たい仕打ちを平気でする
これ味わったことの無い女性も多いと思うのですが、何故か私は立て続けに会ってきたことで、具合が悪いときに人に助けを求めて、失望するのが怖くなりました。
一人暮らしで、具合が悪い時に友達が助けにきてくれるって人は多いのですが、私が仲の良い友達は家が遠いこともあり、助けを求められません。
一応高熱の時は「明日の朝、私から連絡無かったら親に連絡して」とかは伝えますが、「来て」とは言えないし「行くよ」とも言ってもらえない、と思いたくないので、助けを求め辛いです。
ちなみに男友達は、
「自分が具合悪い時には、誰かを頼ったら迷惑をかけるかな?と思うし、相手が具合悪い時は、行こうか?って言ったら迷惑かな、と思って言えない。
相手から来て、とか行くよって言われたら嬉しいし、助けに行くけどね」
と言っていました。
私は自分のことしか考えていないなー、と思わされると共に、そういう受け身な男ってどうかな、と思いました。
やっぱり、好きな人から積極的に「何か必要なものあれば持って行くよ!」と言われたいものです。
でも、助けを求めて断られるどころか、無視されたりしたら立ち直れない…
「大丈夫?」
の言葉さえもらえないと、この人と関わって私なりに仲良くなろうと頑張ってきたのは全部無駄だったのかなーと思ってしまう…
まぁ元気な時ならともかく、体調悪い時は普段より寂しくてネガティブに考えてしまうものです。
好意に応えない、と決めた男たちは、何であんな冷たい態度を平気で取れたんだろ?
最初はあんなに優しくて、話していて楽しかったのに。
「振った女から頼られても、そこで優しくしたら期待させてしまって面倒だから」
という気持ちで、相手が本当に困っていても無視するのを「優しさ」と思ってる?
そのくせ「友達」とか「ただの同僚」としては普通にやっていきたいと思ってたりしてるのが私には意味不明です。
「友達」とか「ただの同僚」は、相手が具合悪そうなら「大丈夫?」くらい言うし、「助けを求められたくない、期待させたくない」なんて上から目線で考えないのに。
ま、私も下心が一切無い男性を頼ろうとは思わないし、下手に好意の無い男性を頼ってはダメかな、と思っているので、やはり「頼りたい」と思っている時点で相手は下心に気付いて警戒してるのかもしれませんね。
と、文章がなんだかまとまらなくなっているのは、風邪のせいということで…。
アラフォーになってからは、微熱から始まってゆっくりしていても悪化してしまうことが増えたので、この週末はとにかく暖かくしてのんびりしますー。
いつかまた、好きな人が私の具合悪さにすぐに気付いて、向こうから心配してくれるあの多幸感を味わいたいものです。