この土日は東京は晴天です。
飲み会の帰り道に「やっぱり、ああいう話は聞きたくないからもう誘いません」と鈴木さんにLINEしたことへの返信は
「もろもろりょうかいです!」
というものでした。
この「りょうかいです!」に対して、先日
「いつもドS心をくすぐる、心のこもっていない『りょうかいです!』、ご馳走さまです」
と送っていました。
こちらが真剣に気持ちを書いた時にこの言葉が届くと、肩透かしを食らった気持ちになってしまい、すごくモヤモヤとしてしまう返信だなぁと思っていたんです。
誠実な言葉を求めるのは身勝手なものですし、こういうふんわり躱す言葉だとお互い気まずくならないのかもしれませんが、この「りょうかいです!」を読むたびに、肩こりのようなものを感じていました。
そう言えば元彼も連絡を取れなくなる前くらいに、そういうやんわりした拒絶を伝えてくることがありました。
会えるかどうか分からない時に返信を待っていたら
「むりぽ」
と送られてきて、こちらはどうしても前向きに解釈してしまいたくなって、
「むりぽ=無理っぽい、ということは、まだ100%無理だと決まったわけじゃないのでは?」
と思って更に「ハッキリ言って欲しい」と送ってしまい、結局会えなくてどんよりしたこともありました。
でも元彼は「そういうテキトーな態度を取れば、『何こいつ、最低』と思って、呆れて自分を嫌いになってくれるんじゃないか」と思っていたそうです。
当時はそういう不誠実な対応をワザとする心理が理解できませんでした。
自分が大事にされていないことは分かっているけれど、それでもやんわりした拒絶に可能性を感じてしまい、じわじわと感じる悲しみと怒りに支配されながらも、また追いかけてしまいました。
可能性が無いと思いつつも諦めきれないタイプの女性は、こういうやんわりした拒絶に期待してしまっているケースがあるのではないでしょうか?
要所要所に「付き合う気は無い」というアピールをされていても、やんわりした拒絶の言葉に期待してしまい、まだ未来があるような気がしてしまう。
以前書いた
の女の子にも、そんな気持ちを感じました。
他人が時系列で話を聞けば、明らかに未来が無いように見えるのに、本人は一生懸命に良かった探しをしているから、やんわりした拒絶にも期待してしまう。
こういう時は、こんな今日のような晴天の日にも、心はジワジワと重くなったり、でも前向きな気持ちになったり、と、心の中がスッキリしません。
キチンと自分の気持ちを重くならない言葉で伝えれば、誠実な対応をしてもらえるんじゃないか?
と考えて、考えて、行動したりLINEやメールをして、またやんわりした拒絶が返ってきて頭を悩ませる。
でも人は勝手な生き物なので、好きな人からグレーな態度を取られたら傷付いたり悩むのに、自分は他人にグレーな態度を取りたくなるものですね。
嫌いなわけじゃない。傷付けたいわけじゃない。やんわりした拒絶で察してもらいたい。
好きな人からそういう態度を取られたら
「白黒ハッキリつけることから逃げてる!」
と攻めたくなるけど、そういう時は本当はもう黒だと相手は伝えているつもりなので、グレーに見えてる時点で引いた方が得策です。
だってハッキリ誠実に「黒」と言われたらスッキリするわけじゃないから。
離れる為ではなく、お互い今の心情でベストな関係性を築くことが出来れば良い。
恋愛感情を取っ払った良い関係性にするのは、まずはやんわりした拒絶を受け入れ、穏やかで優しい気持ちで接することが出来るように気持ちを整理するしかなくて、それは相手や誰かと話すことで解決出来ることではありません。
こういうモヤモヤを少しでも軽くしたくて、昨日はタイミング良く東京大神宮の雛祭りのご祈祷に行きました。
帰りにひいたおみくじは中吉で、今の私にはピッタリに感じることが書かれていました。
「恋愛 自己を抑えよ」と、私がこのモヤモヤを持て余していることを見抜かれたような気持ちになることが書かれていたり、思いがけない煩いで心痛するけど気にするな、と書かれていたことで、少し気持ちが明るくなりました。
自己を抑えるというのは、なかなか難しいものです。
自然に湧いてくる感情に蓋をするのは「我慢をする」ということで、ストレスになります。
でも長い目で見たら、目先の我慢を選んだ方が良いことはたくさんあって。
私はせっかちな人間で、すぐにイライラしてしまって、白黒ハッキリつけたくなってしまいます。
「相手の気持ちを考える」というのは難しいし、わからないことは本人に聞いたほうが早く感じる。
モヤモヤしている時に問題から目をそらすようで、一歩退くということが逃げに思えてしまう時もあります。
日常生活でも、のんびり屋な人はグズグズして要領が悪かったり、自分勝手な冷淡な人に見える時があります。
穏やかで優しいようで、目の前の問題から逃げて、解決策を考えない人もいるし…
もちろんそんな極端なケースばかりではなくて、人それぞれなのですが、私がこうありたいと思う人は
「やるべき時はサッサと動き、自分の感情に素直でありながらも、その素直さが他人への思いやりとして発揮される人」です。
そういう人になりたいと思うのに、自分の中に湧いてくる感情は身勝手な物の時が多くて、その更に奥にある相手を思いやる気持ちが顔を隠してしまう時が多いです。
でも他人には面と向かってせっかちでワガママな自分勝手は態度を取ってしまっていても、心の中では思いやる気持ちが0なワケではないから、パッと行動した後に大後悔することがたくさんあります。
今私は恋愛面では、急いで何かをしなければ機会を逃す、という時では無いからまだマシですが、復縁したい時などはちょっとしたタイミングで機会損失してうまくいかなくなることも多いから、どうしても無理せずに自分を抑えることについて、キチンと冷静に考えることが出来なくなりがちですね…
無理せずに、自分の中に素直に湧いてくる感情が、相手も自分も思いやる優しいものであって欲しい。
それは「相手に期待をしない」なんていうネガティブな気持ちではなく、もっと前向きで純粋なものであって欲しい。
そして、自分が取った行動が未来を明るくして欲しい。
その為の行動が「何もしない」ならそれが良いことだし、「相手に言葉や態度で気持ちを伝える」ことが良いことなら、そのために動きたい。
選択が正しい時もあれば、間違っている時もあるけれど。
それでも、私は何もしない人ではなく、前向きな行動をできるようでありたいな、としみじみと思いました。
こんな私でも、運に身を任せて、明るい未来を手にすることが出来ますように。