実は、本当に最低なのですが、結局鈴木さんにホワイトデーのお返しを返却しました。
かなり悩んだし、プレゼントを突き返された人の気持ち等をググッて色々読みました。
返す人の心理としては
「もらった物が気に入らない」
「受け取りたくない相手だった」
の2パターンが主で、やはりプレゼントを突き返す人は常識知らずで失礼だというコメントがほとんどでした。
その後少し鈴木さんとやり取りしましたが、もう面倒で話したくない感じの鈴木さんに何を言っても余計面倒になってしまい、とにかく
「鈴木さんの意図は理解しました、という意味でお返しします。
失礼なことだとは承知していますが、ここ最近のやり取りで『人として無い』と思ってしまいました。
でもお返しを用意してもらったお気持ちには感謝しています」
と送ってしまいました。
面倒と思いながらも、近くのスーパーでとりあえず一応義理返し用のチョコを用意した、鈴木さんのお気持ちには感謝しています。
去年一昨年よりランクダウンしていましたが、私も結構手抜きして選んだ物を渡してますし。
本命じゃないんだから、好きだった人からならどんな物をもらっても有り難いし、返すなんてとんでもないことだと思います。
ただ、これまでのやり取りに「面倒」という態度が前面に出ていて、もう二度と笑って話す気は無いのが伝わってきたので、それを理解していると言葉にするのも面倒に思われると思い、返却することにしました。
「送別会のプレゼント代かわりに受け取ろうかとも考えたけど」
とも書いてしまった為、直後私が離席中に、机に手紙付きでプレゼント代が置かれていました。
それを見て、またクラっとしましたが、少しやり取りしたところ、
「よく考えてプレゼント代を立て替えると言ったんだろうから、ごちゃごちゃやり取りしないで受け入れようと思いました」
と言われました。
「ごちゃごちゃ」かぁ。
そりゃそうなんだけど、ハッキリ言いますねぇ。
こうなった時には何を話しても無駄だし、鈴木さんだってこれ以上無駄に謝りたくもないだろうし、とにかくもうやり取りを終わらせたいだろうから、それに合わせてあげなくちゃ、と思いました。
好意に応えられないのと、人として嫌いというのは別物ですが、今はもう私は人として鈴木さんに嫌われたでしょうし、私もまた鈴木さんと笑顔でやり取りする気持ちにはなれません。
もちろん同僚として最低限の接し方はしますが。
お返しのチョコは、最初鈴木さんは「捨てて下さい」と言っていましたが、いざ返したら「捨てられるよりは返してもらった方が助かります」と言われました。
私もとても食べる気になれなかったし、でもせっかく鈴木さんからもらった物を他人にあげたりしたくなかったので、本当頭の中がぐちゃぐちゃなのですが、でもどこかでスッキリした気持ちにもなりました。
朝までは、簡単にお礼のメールをするつもりでした。
でも改めてもらった物を見て、それが手抜きをして選んだものアピールだと思い、それを笑顔で受け取るのはあまりにも惨めだと思ってしまいました。
「今後も良い同僚として、よろしくお願いします」
そんな気持ちが見えませんでした。
「俺があなたに好意が無いって気付いて」
というメッセージに思えてしまいました。
うん、そんなの知ってたよ。
他にも細かくは書きませんが、先週のやり取りで私の社交辞令を突き放す書き方をされていたので、やはりそれも今回の引き金となっていましたが、鈴木さんはもう何だかよく分からないけど面倒でしかないって感じで、やはり返却後はスッキリしたご様子でした。
私を突き放して鈴木さんがスッキリしたなら、これで良かったんだと思います。
鈴木さんを好きだった時は、悲しいこともあったけど、でもやっぱり楽しかったし、感謝しています。
そして、その感謝はすでに私はもう過去に返してきたと思っています。
以前の私なら、この後また縋り付いて元に戻そうと必死になっていました。
今回は、最後にこの失礼な態度自体はお詫びをして終えました。
諦めずにアプローチし続けたわけではないのに、今更こんな風に険悪になって断絶することになるとは思っていなかったので、やっぱり私は過去に好きだった人と人間同士として仲良くはしていけないみたいです。
もし鈴木さんが最初の段階で
「すみません、調子に乗って傷付けてしまいました」
と言ってくれてたら、こんなにお互い無駄に不愉快にならなかったのに、という気持ちと、
何故鈴木さんの配慮の無さを笑って流さなかったんだろう、という気持ちがあります。
でも、過去の男性たちみんなに対して、私はもっとヒステリックに怒って質問責めにして、そのくせ後から取り繕って、という態度を取り続けて大後悔していたし、そもそもワザと嫌な態度を取られたことを我慢して忘れようとしてしまっていたので、今回は
「私はそんな態度を取られたことが悲しいです」
と言えただけ、まだ昔よりはマシかと思っています。
「こんなのいらない!」
って言い方を、昔の私ならしていました。
そんなことしたことない人には理解出来ない気持ちでしょうが、ググるとたまに、こんな人はいます。
大変迷惑な存在と思われるのは分かっていますが、それにはごめんなさいとしか言えません。
ちなみに私の両親なら、もらった物を怒鳴りながら叩きつけて返すでしょう。
世の中にはそういう人がいて、開き直るつもりは全くありませんが、やはりそういう親に育てられると、良い怒り方が分からないまま大人になってしまう人もいます。
ま、もういいや。
私も嫌な思いをしたし、鈴木さんも嫌な思いをした。
でもそれももうおしまい!
恋人同士の喧嘩じゃないから、仲直りする必要もありませんしね。
今まで本当にありがとう、そしてごめんなさい、鈴木さん。