過去に失恋や職場のストレスで心療内科に行ったことはありますが、今回は何か違う感じがします。
もちろん自分では不調の時のことはよく覚えていないものなので比較もし辛いですし、元々の不調に鈴木さんが更に追い討ちをかけてくれたとも思いますが(仕方ないことですけどね)、失恋鬱とストレス鬱は似ているけど違うな、と今回分かってきました。
私も専門的な勉強をしたことがあるわけではないのですが、周囲の話や自分の体験や書物を読んで、こんな感じでカテゴライズ出来るのかなと思っていることを書きます。
失恋鬱
失恋がキッカケで気分が落ち込んだりイライラしたり、食欲が無くなったりする。
執着心で相手に連絡をし続けたりしてストーカーになることもあるが、その場合は失恋だけでなく本来の性格や家庭環境の影響があることも。
友人と話す、占いやカウンセリングに行く、仕事や趣味に没頭する、自分磨きをする、新しい出会いを探す等で回復できることが多いが、これをキッカケに色々なことが悪循環となりパニック障害や鬱状態が続くこともある。
ストレス鬱
仕事や金銭、人間関係やホルモンバランス等をキッカケにイライラしたり落ち込んだりする。
問題自体を解決したり、環境を変えたり、ストレス発散をすることで改善することもあるが、悪化すると記憶障害や感情のコントロールが出来なくなったり、頭痛や目眩や睡眠障害、過呼吸等肉体的に不調が起こることもある。
パニック発作
明確なストレスが原因なこともあれば、本人には理由が分からないケースもある。
高所や閉所や人前等で突然過呼吸を起こす、過剰に汗をかく、倒れる等、肉体的に変調をきたす。
心療内科の薬やカウンセリングで対処するケースが多いけれど、短期間で一気に改善は期待できない。
発作を起こすのがどういう時だか分析し、その状況を避けながら投薬をすることが多い。
統合失調症等脳の異変
心理的ストレスから発症するとも言われているし、生来の脳の構造という説もある。
一見まともに会話が出来る、仕事も出来るが、妄想と現実の区別がつかなくなっていて、それを本人も気付いていない。
集団ストーカーに見張られている、スパイに狙われている等、通常の被害妄想ではなく物語のような状況だと信じ込んでいる。
自分に自信があり、正常で常識的な人間だと思っているので、自ら病院に行くよりも家族や同僚が異変に気付くことが多い。
というのが私が見聞きしたカテゴライズですが、統合失調症は身近で1人しか見たことがない、というか私はその人が発症していることに気付きませんでした。
多分統合失調症だろうという方のブログやマンガをネットで見ることは時々あります。
岡村隆史が心の病で休職する時、最初に異変に気付いたのは相方の矢部浩之だったそうです。
「財布にお金が入っていない。どうしよう、銀行に行かないと、時間が無い、どうしよう」
と岡村隆史がパニックになっていて
「マネージャーに行ってもらえばいいやん」
と言っても、ひたすら
「どうしよう、どうしよう」
と言い続けるのを見て、コレはおかしいと病院に行かせたそうです。
こういうパニック状態は、失恋鬱や落ち込みの時には無いと思います。
明確に嫌なことがあった時の落ち込みは、確かに辛いし嫌なものですが、明らかに異様な行動を取ることは無いのではないでしょうか?
私もそういう普通のことが出来なくなったことは一度だけあります。
で書きましたが、それまで閉所恐怖症の自覚は一切無かったのに、突然飛行機で過呼吸を起こしました。
飛行機を降りて那覇空港の受付で救急車を待つ間に、息が出来ないので外に出てみても暑いし空気が薄く感じ、そうこうしていたらお腹が痛くなってトイレに駆け込んで下痢をし、それでも息が出来ない状態になりました。
一緒にいた年上の元同僚女性がどっしりとした性格の人だったので、冷静に対応してくれたのが良かったです。
急遽那覇にもう一泊することになりましたが、私がまだうまく呼吸できない横で
「私マッサージ呼ぶわ〜」
と言ってマッサージ師さん呼んでいたりと、いつも通りの行動をしてくれていました。
下手に心配してアレコレ言われるよりも、ハイハイって普通な感じで流された方が良いケースもありますね。
この時は自分でも過呼吸だとは分かっていたので、紙袋が手元になかったのでホテルのヘアキャップを口元にあてて過ごしました。
本当はビニール製のものではなく、紙袋が良いんですけどね。
ちなみに友人も最近初めて過呼吸を起こしたそうですが、そのツイートに他の人が
「ビニール袋を持ち歩くと良いですよ」
とアドバイスしてあげていましたが、空気が密閉されてしまうので紙袋が良い、と楠本まきのエッセイ漫画「耽美生活百科」で描かれていました。
当時は仕事が不安定だし恋もうまくいかず、20代後半で色々不安だったから、こういう発作を起こしたんだろうと今は思います。
そう言えば男性で高所恐怖症の人は多いですね。
つい最近も同僚男性が「俺は高所恐怖症だからスカイツリーには行けなかった」と言っていたし、六本木ヒルズクラブに行った時も「窓の外が見えたらダメ」と友人の上司男性が言っていました。
こういうのと失恋鬱やストレス鬱は違うけど、でも放置していると悪化してカラダに異変が出始めることもあるそうです。
先日知人の精神科先生が
「心がもう無理だって言ってるのに耳を貸さずにいると、カラダが強制的にストップをかけようとして、起き上がれなくなったり異変が起きるようになるよ」
と言っていましたが、私は今は微妙に変かな〜どっちかな?という感じです。
先週天気が良かったので少し散歩に出ましたが、フラッシュバックのように嫌な言葉が思い出され、涙が出そうになりました。
先程コンビニに行った時も、ふと鈴木さんや上司のことを思い出して涙が出ました。
でも泣くのなんて理由があるから、まぁ単なるストレス的なものかなという気もします。
花を見ればキレイだな、と思い、その花を好きな人と見ることが出来ない現実を考えて暗くなるって感じなので、不健康だけど異常だとは思いません。
大好きだったマンガも少しは読みますが、熱中して読んだり、新刊を楽しみに待つことが無くなったな、というのは少し前から感じていました。
今も「腐女子のつづ井さん」の3巻を読みたい、買いたいと思っているのに、まだ行動に移せていません。
ただ、元彼に連絡を無視されるようになった時と今が違うのは、
「なんとしてでも元彼に返事をして欲しい、会いたい、話したい!」
という欲求を他人にぶつけて迷惑をかけ続けることが無いので、アレはアレでもちろん大変迷惑なものなのですが、過呼吸を起こすとか、右のものを左に移動させることも出来なくなるような鬱症状と失恋鬱は種類が別物に感じます。
以前から統合失調症なども興味があって色々ネットや本で読んでいますが、本人が無自覚なことが多いようですね。
でもいくつかリンクをまとめましたが、「脳内にiPodを埋め込まれました」とかそういう相談を読むと、それと自分はまた違うように思えます。
そういえば昔失恋鬱で食欲が無くなり、38kgまで体重が落ちたので近所の総合病院の神経科に行ったら、チェック項目の診断と、ロールシャッハテストを受けました。
それを先日行った病院で話したら
「ロールシャッハテストなんて今時使わないし、あれって分裂症、今で言う統合失調症かどうかを判定するもんなんですよ」
と言われました。
昔はテレビとかでもロールシャッハテストって耳にしましたが、確かに最近は聞きませんね。
性格診断テスト的なものかと思っていたので、統合失調症かどうかのチェックだとは知りませんでした。
と結構長々書きましたが、今回特にキチンと書き残したいと思っているのは、失恋で悩んでいたりストレスを抱えている人に対して
「気分転換に旅行に行ったら?運動したら?こういう考え方を治したら?」
等々前向きアドバイスをすべき時と、してはいけない時があるということを、もっと一般常識として拡めたいということです。
その境目は私にもよく分かりません。
今の私も気分転換に散歩とか、高尾山に行くとかしようかな〜と思ったりするのですが、それとも薬を飲んで部屋で寝ている方がいいのか、よく分かりません。
ただただ甘やかすのは良くないけど、甘えさせないと悪化させることもある。
これはもうホント、境目は素人には分かりませんし、精神科医だって分からない時があると思います。
だって問診とかやっても、それでその人の全てを短時間で把握することは出来ないし。
薬だって合う合わないがあります。
私は今ソラナックスが通常用、もっと調子が悪い時はワイパックスというのを処方されていますが、薬を飲みだしてすぐは食欲がすごく出ました。
もともと生理前はすごく食べるし、それ以外はあまり食べない方なので薬だけのせいか分かりませんが、ストレスでは食欲が無くなります。
で、鈴木さんの件を聞いたらまた食欲が無くなってしまっていたのですが、昨日今日部屋に篭っていたからか、先程スーパーで買ってきたお稲荷さんを大量に食べました。
ストレスで過食をすることが無いので、そういうタイプの方の対処法は分かりません、すみません…
とりあえず牛肉には脳内の幸せを感じられる物質を出す効果があるというのをテレビで観たことがあるので、先程牛肉を買ってきました!
私の周囲には心身が不調の人が多いのか、他の方の周囲にも同じように色んな方がいるのか分かりません。
多分私がこういう話が好きなので、それで話が合う人が話題に出しているので多く感じるだけかもしれませんし。
そのお陰で今回つくづく、こういう話に縁がない生活を送っている人は、無自覚にパワハラをしたり突き放したりしているんだと気付きました。
私もそんな暗い話ばかりが好きな訳じゃないんですけど、こういう話は生活の知恵みたいなものだと思っています。
怪我をしたら昔は赤チンを塗っていたけど(これ今も固定ファンがいるので販売しているそうです)
今は傷パワーパッドを使う、みたいな、そういう時代の変化もあるし、人によって感じ方も違う。
プライベートでそこまでじっくりと悩みについて本音で友達と話さない人にとっては、こういうブログが参考になることもある気がします。
ちなみに昨日会った友人は、「私は見栄っ張りだから絶対に友達に弱いところは見せられない」と言っていました。
あ、そうそう、薬のお陰か分かりませんが、変化が1つあります。
それは小さなことで今までよりイライラしなくなった、ということです。
コンビニの店員さんがモタモタしていたり、通路をカートで塞いでいることに気付かない他のお客さんとか、電車を降りた途端に立ち止まる人とか、そういう人に今まですごくイライラしていました。
「怒りっぽい」と上司に言われていましたが、確かに元々そういう気質はありますが、鬱でそれが過剰になっていた気がします。
今は「喜怒哀楽」の「哀楽」がメインになっているかも。
MacBook Airを買ってもらったことを思い出したら嬉しい気持ちになるし、上司や鈴木さんを思い出したり、過去の嫌なことを思い出すと暗い気持ちになりますが、「喜怒」の強い感情がちょっと減ってる気がします。
今の私に対して「考え方をこう変えれば良い」とか「そういう性格だから」とか色々思う人がいるかもしれませんが、そういう感情が他人を追い詰めることもあり、無自覚にハラスメントをしている可能性があることも知って欲しいです。
弱音を吐かず、自分のことを自分でキチンとやらないと、と責任感が強いしっかりした人は、弱い人を叱咤激励しようとする傾向があります。
自分が辛い時は、そうやって自分を叱咤激励して頑張っているんでしょう。
絶対に叱咤激励はダメだと思いませんが、それが愛情から来る言葉だと相手に伝わらないと意味が無いのにな〜と最近つくづく思いますし、
「有り難いけど…今はそんなキツイ言葉を聞いたら心が折れてしまう」
という時もありますので…
無関心の方がよっぽど怖いとも思いますけどね。
「無理しないで」という言葉の「無理」とはどこまでの範囲を指すのか、とても自分で判断するのは難しいです。
無理しなきゃいけない時もあるし、無理したら悪化することもあるし。
病院に行っても、先生によって全然対応も違いますしねぇ。
町の小さな開業医だと、お爺さん先生がただ薬出すだけってとこもありました。
ので、こういう私の話を自分自身が悩んでいる時、友人や同僚が悩んでいる時に、あくまでもアドバイスというより事例として、どこかで誰かが使ってくれたら良いなと思います。
「たかが失恋」とか「完璧な良い職場なんて無い」とか「皆んな大変でも頑張ってる」とか、そういう一般論は、私は今はなるべく使いません。
ちなみに、心療内科の先生の中でも見識がそれぞれ違うので、意見の食い違いが出た時にそれを判定する裁判官的立ち位置の役割を持っている人がいるそうです。
正式名は忘れてしまったのですが、私が今回行ってる知人の先生は、その役割を担っている方だそうです。
そういうのも今まで聞いたことの無い話だったので、お伝えしておきますね。
最近こんな話ばかりでなんなのですが、復縁したいとか失恋で悩んでいる方には遠くない話かな、と思って書きました。
心配してー!って思って書いてるわけではないので、あくまで情報まとめとしてお読みいただければ幸いです。