昨日から勤務先が移転し、電車通勤となった友人が、今日「限界を迎えた」とツイートしていました。
一昨日の晩も「電車の中で倒れたり、パニック発作を起こしたらどうしよう、と思うと不安で眠れない」と言っていました。
でも何とか普通に乗れたとのことで安心していたのですが、やはり今朝になって限界を感じて心療内科に行き、休職の診断書を書いてもらって、そのまま職場に提出したとのことです。
この友人は先日「本気で死のうと思った」と言っていた人なので、私は今日はずっとハラハラしていました。
心身の不調の時期が長く、彼女にはほとんど貯金がありません。
しかも、心の安定の為に趣味を充実させたことにより、より一層お金が無く、今日の診察代も足りなくて後日支払いにしてもらったそうです。
まさにこの本に出てくる女性達のような生活をしています。
転職活動をしないと、と以前から言ってはいましたが、今の心身の状況で転職出来るとは思えません。
でも、働かないとお金も無い。
そういうジレンマが余計彼女を苦しめているのですが、借金を頼まれているわけではないし、友人として出来ることは限られています。
共通の友人に状況を伝えると
「実家に帰るのが1番良いと思うけどね」
と言っていたのですが、彼女はど田舎の実家生活を嫌がっているので、帰りたくないと前々から言っていました。
帰省自体はしているし、親御さんとも不仲ではないので援助を受けることは出来るはずですが、早期退職したお父さんに仕送りを頼むのも…という状況のはず。
以前同じような状況の時に、当時付き合っていた彼氏と同棲を始めていました。
でも同棲中も心身の不調は変わらなかったので、愛の力で治るものではないようですね…
もしかしたら、友人は鬱病というよりも、適応障害など他の病名のものも併発してきているのでは?という気もします。
寝込んだと思うとパーっと出かけたりもするので、以前は「新型鬱ってヤツでは?」と思っていたのですが、もしかしたら躁鬱になったとか、何か悪化してしまったように思えて心配なのですが、「お金が無い」と言われてしまうと勧められる病院や治療も限られてしまいます…
将来が不安で婚活に励む同世代の女性もいるはずですが、友人の中にはそういう選択肢はありません。
いっそ、婚活相手の文句を言う女性の方が、余程彼女よりタフで元気ですね。
アラフォー独身は、この年齢になっても、いざとなったら頼れるのは親兄弟になります。
人によっては、親兄弟がいない方もいるでしょう。
周囲から見たら「サッサと誰か良い人を見つけて結婚しなさい!」と言いたくなる状況でも、本人にその意志がなければ無意味。
もちろん相手の男性だって、そんな生活能力目当てで結婚したがる女性なんて嫌でしょうしね。
友人はとにかく今は薬のお陰か眠れているようなので、眠ってから冷静に転職について考えるつもりだ、と言っていました。
しかし、過去に急に無茶な転職を言い出したり、「社会人向けの専門学校に通う」と言い出して3個も学校に行った人なので、今度もまたおかしな方向に行かないと良いのですが…
と書くと、何だか痛々しい女性のように思えるかもしれませんが、友人は面白くて楽しい人です。
そして、私のように好きな男性のことで頭がいっぱいになって、クヨクヨ悩んだりしたこともあまりありません。
強くタフなバリキャリ女性では全くないけど、結婚や恋愛には興味が無い。
そういうアラフォー独身女性もいて、彼女を自分より上と思うか、下と思うかは人それぞれだと思います。
すごく楽しそうに趣味友達を増やしていたり、オシャレだったり、お料理をちゃんとしていたり、他人から好かれやすいタイプなので、そこは私はとても羨ましく思っています。
彼女なら私のように、元彼や鈴木さんのことでグズグズ言ったりしません。
色んなタイプの人がいて、多分私も友人も一般的ではないけれど、人ってそんなものなのでしょうね。
とにかく今は、友人がヤケになって身投げなどしないでくれたら良いな、ということを1番考えています。