先程、鈴木さんに最後の挨拶をしました。
「明日、ご挨拶しようと思ってたんですけど」
と言われましたが、私はそういう皆んなへの挨拶周りの時に話したくない気持ちになっていて、お休みを取ることにしたのです。
(他にも予定があるからですが)
ので、ちょうど外出していく鈴木さんを見かけたので
「じゃあ、お疲れさまでした」
とだけ言い、そのまま私は別室にアッサリと去りました。
そういうアッサリした最後の挨拶にしたのは、その程度の終わりで良い間柄になってしまっていたので、仕方ないかな、と思っています。
鈴木さんは引っ越しをするそうで、今後は見かけることもなくなるようです。
それも、同僚から噂で聞きました。
まぁ、直接挨拶を出来ただけ、良かったと思っています。
過去にはそうやってちゃんと挨拶することなく私も退職してそれっきりになった人達はたくさんいますし。
鈴木さんの考える義理人情と、私の思う義理人情が違っていただけなので、これでも円満な最後のご挨拶は出来たかな。
色々と話してみたかったことはあったけれど、それももう考えても仕方ないことだし、これ以上話せば不満の言葉も出てしまいそうなので、ただ一言の挨拶で終わりにしました。
実はそうした理由がもう一つあります。
それは、私は鈴木さんの誕生日にお祝いLINEをしたけれど、鈴木さんからは来なかったからです。
2年前にはくれたけど、もう覚えていなかったんでしょうし、それは普通のことだと思います。
また、私の体調を気遣う言葉が今月特に無かったことも理由の一つです。
そういう人に、ワザワザ送別の品を用意して、キチンと見送りをしようと思えませんでした。
これで、鈴木さんのお話は終わります。