もうすぐ、鈴木さんがいなくなって2ヶ月になります。
特に彼のことを思い出して話す人もいず、時々仕事を引き継いだ人が名前を出してるのが聞こえてくるくらいです。
たまにふと、「あ、このこと鈴木さんにLINEして知らせようかな」と思うことはありますが、まーいっか、と思ってやめています。
ちなみに送ろうと思ったのは、以前いた偉いさんが25歳くらい歳下の女性と再婚したって話でした。
ドンファン?
毎日小さなトキメキがあった日々が懐かしいです。
楽しいこともイライラしたこともあったけど、それが無くなると途端にメイクや服装に手を抜いてしまいますね…
どうしてもまた会いたい、とまでは思いません。
鈴木さんの今現在の様子を詳しく知りたいと思わない、というか、むしろ知りたくないので、このままどんどん忘れていくのかな?
そういえば、昔好きだった男性がFacebookで今の彼女とヨーロッパ旅行していることを投稿していました。
離婚したっぽいなーと数年前に思っていましたが、やっぱり離婚してたのねぇ。
元奥さんとの時と同じように、顔を寄せ合って楽しそうな2人の写真をアップしていて、何だか「誰が相手でも同じなのかなー」という気持ちになってしまいました。
元彼と鈴木さんの結婚、友達たちが続々と駆け込み出産をしているのを傍目に見ていて、そろそろ私もマジでヤバイなーと感じています。
最近親しくしている同僚女性や友達は
「もう結婚や出産はしたいとも思わない」
と言うのですが、私はそこまでハッキリと1人で生きる覚悟はまだ持てません。
鈴木さんに憧れていなければ、その間に別の出会いの為に動いたりしたのかな?
それはそれで、やっぱりボンヤリと過ごしていたのかな?
先ほど「きのう何食べた?」の最新刊を読んだら「友達と遊ぶのも楽しいけど、彼女は彼女で常にいないと嫌だ」という青年が出ていて、そんな風に恋人がいるのが普通って価値観の人もいるんだよなぁと他人事として思いました。
色々あったけど、仲良く毎日を普通に過ごせるシロさんとケンジは良いなぁ。
ついに一緒のお墓に入るかも?という話題まで出ていて、家族になるってそういうことなんだよなぁと改めて考えてしまいました。
鈴木さんのことを思い出すと、虚しいような、懐かしいような気持ちになります。
でも鈴木さんのことを好きだった時は、「いつか幸せになれるかもしれない」と乙女チックな夢を見ることが出来ました。
例え現実的には無理だとしても、何の夢も希望も無いよりも、少しでも明日を楽しみにできる生活が出来た方が良いのかな。
また、ドキドキしながら誰かにLINEをしたりする日が来たら良いなー、と、今は本当にボンヤリと思っています。
常に恋人がいるのが普通とは思わないけれど、でも、出来れば好きな人がいる生活をまだまだ送ってみたいものです。