気の合う同僚に昨日の体験を話し
「あなたなら、私と同じように面白く感じたと思う!
一緒に行った娘さんも、こういうの理解出来るかな?ってちょっと心配してたけど、すごく楽しかったって話してたんだ」
と言ったら
「確かに面白そう!
でもその娘さん、ホントに理解出来て、面白いって思ってたのかなー?嘘なんじゃない?」
と半笑いで言われてしまいました…
「いやいや、そんなこと言ったら可哀想だよ…」と言うと
「私の中では、あの子は馬鹿な子って位置付けなんだよね」と一蹴。
確かにその娘さんは、可愛くてニコニコしていて、自分の意見は何も言わないタイプ。
たまに説明を聞くと、何を言ってるのか論点がよく分かりません。
私は結構短気なので、相手の趣旨が見えない会話を笑顔でゆったり聞くのが苦手です。
でも周囲には彼女のように、とりあえず何となく言葉を選ばずに話している人が多い…。
他人と揉めたり否定されたくないから、何となく上辺の言葉を笑顔で言ってれば良いや
そういう価値観で生きてるんだろうなーと思う人がとても多くて、そうではないタイプの私と同僚はしょっちゅう
「あの人、日本人なのに日本語全然理解出来てないよね。
『牛は食べれる』って言われた時に、『ら抜き言葉で牛は肉用だ』という意味と『牛はその物質を食べることが出来る』という意味の両方の解釈が出来るってことが分からず、
『ら抜き言葉の意味で言ってるに決まってるじゃん、別の解釈するなんて馬鹿なの?』
って思い込んでるようなところがある。
こっちはエスパーじゃないんだから、お前がどっちの意味で言ってるか理解出来ないのに
『俺の脳内を察せられないお前が馬鹿』みたいな逆ギレするから呆れるわ」
というような会話をよくします。
控え目でニコニコしている人の集団の中にいると、お互い全然意思の疎通が出来ていなくて、勘違いのまま時間を無駄にすることがよくあるのが、私と同僚は許せません。でも
「こんなに言葉のことで口煩く言う人の方が少ないんだよ…
私らはオタクで漫画読むから言葉が気になるし、おかしな言葉を聞くとイライラしちゃうけど、普通の人は『自分は普通に理解出来てる』って勘違いしながら平和に穏やかに生きてるもん…」
とブチブチ言ってますが、そんな私たちは社内で「面倒臭いタイプの人」と思われていて、笑顔で意思表示しない人の方が好感度が高い!
ここで問題なのが、私も穏やかに和やかに好かれて生きていきたいけど、思考停止してニコニコしている人にはなりたくない、ということ。
だからニコニコ笑顔で的確に意思表示出来る人になりたいのですが、それを実現出来ている人は大抵、ものすごくキャリアのある立派な人で、普通の会社にはそうそういません。
同僚と「私、人生の中で『この人は素晴らしい!』って思えた人は数人しかいないけど、世間ではそういうことが出来る人を『普通』って言うよね。
自分は出来ない理想を『普通』だと勘違いしてる人多過ぎない?」と話すのですが、まぁ私らも何様だ?って感じですが、言うのは無料。
別に私たちも自分は頭が良い、と思っているわけではありません。
「馬鹿な私らより馬鹿だな、と思っちゃう人が多いよね。目糞鼻糞なんだろうけど」
という結論で毎回お互いのストレスを宥めあって会話が終わります…
幸いなことに、こういう言葉や思考について熱く語れる人が、私の友人の中に複数人います。
というか、話し合えない人とは疎遠になってしまいました…
議論好きなわけではなく、知的探究心でお互いの考えを聞きながら
「へー、そんな考え方もあるんだね」とか
「わかるわかるー」と話すのが楽しくて気持ち良い。
私が今後今更ながら婚活をするとして、笑顔で思考停止してる女性を演じなければ婚活が出来ないのであれば、やはり無理です。
「誰だって穏やかで優しい人が好きなんだから」
と言われても、私はそんな何考えてるか分からないような人は好きじゃない。
だからって難しい言葉で自論を語る自信家も面倒そうだけどさ。
今世で出来るか分かりませんが、
「笑顔でユーモアを交えながら、自分の気持ちをキチンと言葉にして相手を説得したり、共感出来る人」
に私はなりたいです。
その為に何が必要なのかは、まだハッキリと見えないのですが…
あ、そういえば以前コミュニケーションで悩んでいた時に、阿川佐和子の本を買ったのに読んでなかった!
うん、とりあえずこの本を読んでみて、一日も早く笑顔で思考停止せずに、でもケンケン話して面倒がられない人になりたいな…とソッと思っています。