復縁失敗後の40代独身女性のための元気レシピ

今でも忘れられない、復縁した元彼。でも連絡は完全無視されていて辛い…そんなアラフォー女性が元気になれる方法を実体験を元にお伝えします!

「独り」は自由でもあり、不自由でもある

昨日メインブログでも愚痴りましたが、ずっと行きたかった北九州市の焼肉屋さんで

「1人客はお断り」

と冷たく追い払われました。

#新田真剣佑 や#西島秀俊 のサインがある北九州の焼肉「花たれ」は、お一人様お断り&酷い… - 新田真剣佑

あちこち1人で旅行してきてますが、こんなこと初めて。

まぁ東京でも一人焼肉はハードル高いし、一人焼肉専門店があるくらいだから、

「焼肉屋は複数人で行くもの」

なんだろうけどさ。

大阪に行った時も、予約電話で「1人」と伝えたら「満席」と言われたことがあります。

友達から教えられたお店に順に電話し、断られ、

「あ、1人客お断りのお店ってあるんだ」

と知りました。

ググるとお寿司屋さんやお好み焼き屋さんや焼き鳥屋さんで、

「1人客はお断り」

と言われた経験がある人はいるようです。

店主側が「1人客はクセのある人が多いから、来て欲しくない」と書いている文面も見かけました。

 

そっかー、私、東京で甘やかされて生きて来てたんだなぁ。

一人旅だと旅館宿泊費が高くつく、ということはあるけど、

「1人客には来て欲しくないから、冷淡な態度を取って良い」

と思うお店がまだまだあるなんて、結構ビックリ。

法的には店側が客を選ぶのは当然の権利、だそうです。

そりゃ嫌な客、コスパ悪い客には来て欲しく無い店もあるでしょう。

 

ただ、その1つの店の態度で、街自体のイメージが悪くなる、近隣の宿泊施設や観光地にも影響を及ぼすこともあるのにな。

本当なら今日は「映画の街」と謳っている北九州の観光地を巡り、ブログで紹介しようと思っていたのに、あの店の態度のお陰で結局

「私は北九州が大嫌いになった」

って拡散しているわけですが、ま、これも

「ほら、1人客は嫌な存在だ」

と思われることになるのかも、ですね。

でもさー、映画の街、という趣味向けの観光を売りにしてるところで、客寄せに芸能人のサインを飾りまくってる店が、1人客を変質者みたいに追い払うのはどうかと思うのよ…

 

北九州に行く直前に従姉妹達に

「1人であちこち自由に出掛けてて、羨ましいね」

と言われていました。

もちろん1人では行き辛い場所って色々あるけど(ディズニーランドとか)、こんな風に複数人なら味合わなくて良い、嫌な思いをすること、あるんだなー。

結婚しているからこそ、家族が増え、幸せも苦労も増える、と思っていました。

両家の親の介護について従姉妹達が話しているのを聞き、

「連れ合いがいるから手助けし合えることもあれば、1人で複数人の面倒を見なきゃいけなくなることもあるんだ…」

と、自由と不自由についてツラツラ考えてしまいます。

 

私は「自立すること」は良いことだと思っていました。

1人で好きな時に、好きな場所に行けるように働き、人生を謳歌する選択肢もある、と。

でもそれは、1人を受け入れてくれる環境でしか味わえないんですね。

田舎では独身は肩身が狭いってよく聞くけど、こういう無駄に嫌な目に遭うこともあるんだなー。

格差社会ですか、そうですか。

結婚しても、出産しても、老後は独りになる人も多いと思うんだけどなー。

 

私は大変天邪鬼なので、今回のことでより一層

「独りは不便だから、一緒に出歩ける旦那や友達が欲しい、とは思わないぞ!」

と強く思いました。

1人でも楽しめることをしていきたい。

1人で舞台を観に行ったり、芸能人にハマるのを馬鹿にした目で見られることは多々あります。

でも、その場に行けば同じように1人で来ている人は沢山いるんです。

既婚者でも趣味の場には旦那連れで来ない人がほとんどだしさ。

ってのは都心でしか受け入れられないことなの?

 

私を冷たく追い払った店のおばあさんは、一昨日会った呆け始めた叔母より年上のようでした。

独身の従兄弟と2人暮らしの叔母は、平日昼間ずーっと家に独りなのがとても寂しいようです。

ご近所付き合いを嫌がっていたため、隣家のおばあさん方とも交流が無く、週一でお世話に行く従姉妹も頭を抱えていました。

そんなおばあさんもいれば、家族とお店を切り盛りし、1人客を邪険に追い払うおばあさんもいる。

それが現実なんだなーと、普段東京では考えなかったことについて考えました。

そういう機会を得ただけでも、旅に出て良かった、と思おうっと。