これ、私がブロガーやってるのを知ってる友人と話していて思ったことなので、書いて良いかなぁと悩んだのですが…
他の友達に話してみようかなぁと思ったり、でも楽しい話題ではないからどうかなぁ、と思ったり、としていて、やっぱり私はそういう気持ちを吐き出したい時、ブログに書いてしまいます。
昨日一昨日で、私の好きなアニメ制作会社MAPPAが制作したけど基本海外向けのNetflixオリジナルアニメ「YASUKE ヤスケ」を観ました。
いや〜もう「呪術廻戦」にハマって以降、元々他のMAPPA作品好きだったのに気付いて、もうズブズブのオタクになっちゃいましたね…
五条悟のクリアファイルとかシールがどんどん我が家に溜まっていってる…
メインブログにも書いたけど、先に「YASUKE」を観た友人は、声優の声質が合わなくてすぐに観るのを止めたそうです。
プロの声優さんではなく、黒人とハーフのタレント副島淳が吹き替えをしていたことが分かったので、
「あープロの声優さんじゃないから、違和感あって嫌だったのかな」
と最初は思いました。
でもその後話してみたら、友人は黒人とハーフの他の有名人の声質も苦手なのだそうです。
で、これもメインブログに書いているけど、白人と黒人では声帯が違うと言われているそうですね。
これも諸説あるのですが、「有色人種の声を白人が演じるのはおかしい」という降板もアメリカでは起こっているそうです。
これをどう友人に伝えるか、ちょっと悩みました。
多分ですが友人としては全然差別意識なんてなく、好みの問題で合わない、と思っていた人たちの声が黒人とハーフの人たちだった、という感じなのでしょう。
そしてBLMの動きとか、最近のこういう差別問題に対して、「こちらは差別するつもりはない、けど、忖度したりする動きはどうなの?」というのはあるみたい。
私は英語の勉強を始めてからNetflixで色々とアメリカのドラマや映画を積極的に観ていて、特に人種による声質の違いを気にしたことはありませんでした。
「言われてみれば、黒人の俳優さんの声って低くて響きがある感じするな」くらい。
なので、それを好みの問題で合わないと感じる人がいるということを初めて知り、実はちょっとショックでした。
一応「今の時代、好みは好みで仕方ないけど、あまり公言しない方が良いかも?」とやんわり伝えたのですが、その対応が合っていたかは分かりません。
なのでモヤモヤしているんです。
今は付き合いが途絶えていますが、学生時代の友人で黒人とばかりお付き合いをする子がいました。
きっかけはバリに旅行にいったことだったかな。
以降、米軍基地の人と付き合ったり、偶然出会ったアフリカ人の人と結婚したりしていて、なので彼女を通して当時は旦那さんと会ったりもしてました。
私は英語の勉強を昨年始めたレベルなので、当時は全然会話が出来ず、曖昧な笑顔で友人に通訳してもらいながら少し話しただけだけど、とても優しい旦那さんだったなぁ(離婚したけど…)。
なので友人から、旦那さんが日本でどんな差別を受けているのか、そして「日本で黒人が差別されるのは当たり前のようによくあること」と諦めて受け止めているのか、を聞いています。
私の母と友人を合わせた際に「私は外国人とばかり付き合っているので〜」と友人が話したら、母は当然のように相手を白人と思い込んでいて、黒人と知って少し驚いていたことがありました。
別に母はその時に差別的な発言はしなかったし、
「お友達の娘さんも、黒人の人と付き合っていて、その子とお友達はやっぱり似たファッションをしているね。
大きなピアスして、ストレートの黒髪で、ピタッとしたラインの服着て」
とは言っていたけど、一応そこそこ理解ある大人な対応をしようとしていた記憶はあります。
後日友人から「あの時お母さんが相手を白人だと当然のように思ってたけど、それが日本では普通なんだよね」と言われ、ちょっとどきりとしました。
「旦那の友達、ブラックだけど紹介しようか?」と言われたこともありましたが、私は英語が話せないし、そもそも恋愛対象と思ったことが無かったので
「黒人だからじゃなく、白人でもだけど、私の好みは黄色人種なんだよね」
と言ったことがあります。
その時の私には、それは差別ではなく好みの問題だから仕方ない、という程度に受け止めてもらえるだろうと思えていました。
眼鏡好き、痩せてる人が好き、背の高い人が好き、少し髪の長い人が好き、
そういう好みの一環の中に、顔立ちや骨格や肌色も含まれると思ったのです。
英語が話せないことで一線を引いていた部分もあるのかな。
周囲で米軍の人と付き合ってる、という話は何人か聞いたことがあったけど、私には無縁な世界だと思っていました。
昨年から英語の勉強をスタディサプリで毎日していて、今は外国人のお友達が欲しいな〜と思っています。
渋谷とか行っても、家の近所でもカッコイイ白人、黒人、他のアジア系の人はよく見かけますが、美男美女だとウットリしてついボウっと見ちゃいますし、憧れます。
でもコロナ禍が始まって以降、SNSでは日本を鎖国すべきとか、海外を忌避する発言をするツイートをよく見かけるようになり、またアジア人差別が起こっているニュースもよく目にするようになりました。
あくまでも見た目の問題の好みだけでなく、声質にも差があって、そこに好き嫌いが出てくる。
私はコレは、「心の中で思うのは仕方ないけど、SNS等で公言したら駄目なこと」という認識で良いのか分かりません。
単純に声優さんが下手だった、とかなら仕方ないと思うんだけど…
同じ日本人同士だって、生理的に無理な声質の人、話し方をする人はいる。
口にしちゃ駄目、我慢すべき、というのも無理なこともある。
私は職場の大声で関西弁でギャンギャン話す癖に、他人の話し声にはいちいち「うるさい!」と文句をつける奴の声が本当に本当に嫌…
何度かこの人のことはブログに書いてるけど、性格も声ももう無理…と何度も思ってますが、本人には言えません…
多様性の時代と言われていますが、結局今の状況って
「声を上げている弱者を傷付けないようにしましょう」
という方向に行っていて、いやいやでも他の人は皆んな我慢という名の思いやりを強制される、というのも違わない??と思うこともある。
私たちは皆んな共同社会で生きているけど、まずは自分が主体。
他の人を傷付けないように、気遣うように、それだけをメインに生きているわけじゃない。
せめて、今の私はなるべく視野を広げるようにしていきたいなと思っています。
弱者が大声で訴えなくても良いやり方がある気がしていて。
逆に耐えさせらている方の不満の声ってのも上がり始めてしまっていますしね…
今回気になった声優さん問題は、そこまで友人と深く話していないので、本人がどこまでどう捉えたかわからないし、そこを深く聞こうとするのも鬱陶しいかなぁと思ってしまっています。
そしてこれを他の友人に話しても「あ〜まぁそういう人もいるんじゃない?」くらいにしか返せないだろうなってのも想像がつきます。
ただ、せめて、「人種の違いにより声質が違うケースもあるみたい」ということだけ伝えるしか無かったんじゃないか、というのが私の判断でした。
それでも、この話を担当した声優さんや、日本語がわかる黒人の方やハーフ等の方が聞いたら、悲しかったり不快な思いをする気がします。
だから、書かないという選択肢も考えました。
それでも書いているのは、友人のように口にしていないだけで、差別の意識無く「なんか苦手な声質だな〜」と思っている人が他の人種というケースが実はあるんじゃないのか?と思ったからです。
検索をする限りではむしろ「黒人の歌手みたいに日本人も歌えるようになるのか?」という質問サイトがいっぱい出てきましたが。
アメリカのLGBTQの役をノーマルの人が演じるのは駄目、という動きは
「演技なんだから関係ないだろ」
と思います。
でも外見や声質のような演技に関わる素質の部分は、考慮することだとも思います。
アラフォーの私が今更必死になって英語の勉強をしているくらい、日本の英語教育は遅れていた。
だから海外のこともハリウッド映画レベルしか知らない人も多い。
むしろ今はハリウッド映画もあまり人気無いですしね、日本じゃ。
ジャパニーズアニメは最高だけど、それが海外でもウケているってのはとても嬉しいことだけど、でも私たちが海外を「よそのこと」と切り捨てるのは、なんか変。
ここの考え方が、このコロナ禍以降もっと顕著になるんじゃないかと予想しています。
今はまだ「海外かぶれの日本人ウザい」とTwitterとかで言っちゃう人も多いし、英語嫌いを公言する人も多いけどね。
私も勉強し始めるまで、アメリカドラマとかほぼ興味なかったからわかるけど。
文化も歴史も全然違うから、そんなの観るより日本の面白い作品見るだけで十分だった。
これからどうなるのが正解かわからないけど、でもこういう風に思ったことを話せる人が欲しいなぁって思いました。
そのためにも…まぁまずは英語の勉強…頑張ります…
しかし、私の対応は合ってたのかなぁ…間違ってたのかなぁ…難しいなぁ。