昨日久々に元彼の夢を見ました。
最後の最後「もう会う気は無い」というような内容のメッセージが届き、憤慨して「いや、ちゃんと会うなり電話なりで話したい!」と言おうとする、というもので、実際の記憶の流れと似てる部分と違う部分があります。
目覚めて、ちょっとビックリしました。
私もう、全然元彼と話したいとも会いたいとも思っていないのに、夢の中の私は執着心剥き出しで、それはそれは怖かったです…
で、改めて「当時は拒絶されたことを受け入れたく無くて執着しただけなんだなぁ」という、己の自尊心を再認識しました。
元彼と別れて以降も、仕事や友人関係で揉めたり仲が壊れたりすることは何度かあり、今の私は
「必要以上に傷付きたくないから、直接不満を言って和解の道を探ったり、真意を聞き出すことはしない」
という、それはそれは中年らしい選択をしています。
まぁそれまでの関係性にもよりますが、ちょこちょことお互い不満が積もりきった上で噴火した、みたいなケースだと、特にそうなりますね。
私の中でそれまでの過程に何度か
「この人とは合わない部分があるなぁ、どうしようかなぁ。
合わせる努力をするか、流すか、切るか…」
と考え、チラホラとこちらの不満を見せつつ様子を見て、相手がハッキリとこちらに攻撃を向けたら
「そっかーなんかごめんねー今までありがとうー」
と言って終える、というやり方を選びました。
まぁ元彼も当時はそんな感じで、スンナリと私を切れると思ったのでしょう。
当時はそういう終わり方は誠意が無い、保身の塊じゃん、と思っていました。
まぁそこまで他人に執着をされたことが無いので、受け手の気持ちは未だにイマイチ分かりません。
SNS上で変な人に絡まれ続けて、ブロックしつつネタにして晒したことは何度かあるけど…
膝を突き合わせてちゃんと話し合う、をしなくなってから、「こんなことしていたら、友達1人もいなくなるんじゃない?」と思うこともあります。
一応、揉めそうになったらサラリとかわす、という付き合い方をしてくれる人がまだ若干いますが、コレは長い付き合いでお互いの性格を把握し合っていなければ、単なる表面的な付き合いになりがち。
でももうねー「この人、何でこう言ったのかな?コレが理由?もしかして知らないところでこんなことがあったのかも?」とか妄想で頭がいっぱいになるのを若い頃散々やり尽くして、結局
「相手は自分が気にするほど、こちらのことを気にしていない」
と割り切るのが楽、という自虐に走る方が楽だと思ったんです…
これは去年絶縁をした長年の友人の時も思いました。
「私はあなたのことを大事な友達だと思ってるから言うの」
と言われた時
「出たー、定番の、関係が終わる時のフレーズ」
と思ったんです。
あと「私はアレしてあげたのに、コレしてあげたのに」と言われたのも、最後の引き金でした。
その土俵に上がると「じゃあ、私もアレしてあげたし、コレしてあげたけど、そこはノーカウントなの?」となっちゃいます。
「あー、ハイハイ、私が悪かったよーごめんねー」
と思って、それ以上考えないために早目に撤退、が楽。
まぁ恋愛と友情じゃ別物ですが、陰でコソコソとこっちに合わせ、あっちに合わせてその時々悪口を言う、的なのさえ面倒なタイプだし、面と向かって文句言われてカッとなるのも疲れた…
「本当に大事な友達」と言う発言の中には、「他にもたくさん友達がいる中でも(いざとなればスペアがいる)」的なニュアンスを勝手に感じています。
今後また、元彼の時のように執着する相手が現れたら、またムクムクと怖い私が出てくるかもしれません。
嫌だなー、めんどくさいなー、でもそれはそれで「生きてる」って感じそうだなー。
「ここが、どうしても合わない」という地雷は年々増えていくため、我ながら生きにくさも感じます。
私の中では「どーせ、相手は自分より恵まれていて、幸せな人生なんだろうし」という卑屈さが出来てしまっていて、コレが人間関係に執着しなくなった原因にもなっていそう。
でもこの卑屈さを受け入れられないと、世を恨み無差別事件を起こす犯人みたいな思考回路になりそう…というのも極端なのかな。
「来るものは拒まず、去るものは追わず」
は理想的な生き方にも思えますが、来るものはなく、去るものばかり、というのが1番怖いですね…
最近新たにやり取りを始め、でも速攻で会話が続かなくなる、をSNS上で経験し始めましたが、この辺りの感覚は日本人でも外国人でも同じなんだなと分かりました。
若い子だと特にそんな感じっぽいですね。
「手伝ってあげてるのに!」
みたいな愚痴をよく見かけるので、その都度
「〜してあげてる、と思うから頭に来るんだよ」
と思いつつ、まぁ老婆心ですな、と自虐笑いを浮かべています。
コロナ禍で人間関係に変化生まれた人、いっぱいいるんだろうなー。
私はもう酔っ払ってでもなきゃ本音を他人にぶつけるなんて出来ないけど、それを巧く出来る大人になってみたかったなぁ、と久々に元彼の夢を見てボンヤリと考えました。