恋愛とは関係ないのですが、昨日30代のリア充男性同僚が
「いま帰って駅周辺で人と会っちゃうと、遊ぶの断った言い訳が嘘だってバレちゃうから、時間ずらさないとなー」
と言っていました。
最初周囲は「あぁ、女の誘いを断ったのね?」と思ったのですが
「いや、そういう色っぽい話じゃなくて、単にダルいから週末はゆっくりしたくて、それで『忙しい』って言って誘いを断ったんですよ。
だから今帰ると『忙しくないなら、このまま飲みに行こう』って言われちゃう」と。
私はこういう嘘はつかないタイプなので、理解出来ません。
「その人に会いたくないの?」と聞くと「そういうわけじゃない」と言うし。
「じゃあ、もし帰り道に会っても『今週ずっと忙しくて、やっと早く帰れたから今日はもう寝たい』って言えば良くない?」
と言ったのですが、それでは納得いかないご様子。
「分からないんだけど、その程度の嘘をついたことがバレるのも面倒だし、嘘がバレないように時間避けるのも面倒じゃん?」
と私は思うんだけどなぁ。
私は比較的嘘をつかない人間、と周囲から言われる、というかむしろ「正直過ぎるから、考えて発言しろ」と言われるタイプですが、相手によります。
嫌いな人、関係を深める気が無い人なら、その場凌ぎのことも言います。
単に「嘘がバレたら信用を失う可能性のある相手」には、適当な嘘はつかないかな。
でも他人はその場凌ぎの嘘をつくもの、と思っているので、誘いを断られたら
「実は会いたくないだけかな?」とか考えるし、別の提案なりのフォローが無ければ、もうこちらから誘いはかけません。
保身のためとか、相手を傷つけないための嘘はあると思うけど、同僚の状況だと
「そんな嘘つかなきゃいけない相手とは、もう関わり断てば楽なのに」
と思ってしまう…
だって同僚、毎日定時に帰っていて全然忙しくないし。
友人でさえ嘘は嫌だし、異性ならより一層「この人の言葉は今後信用出来ない」となるので、そんなリスクをたかだか「週末ゆっくりしたい」程度で取る意味が分からないんですが、それがリア充なりの社交性なんでしょうか?
女の勘、とかではなくても、フワフワとその場凌ぎの嘘をつくのって、仕事相手でも分かるんですよね。
例えば今週こんなことがありました。
外注先のミスが発覚し、まず状況と原因を聞きました。
返ってきた答えは、普通に時系列を考えたら起こり得ない内容。
なので、やんわりと「それだと時系列に謎があるんですが、どうしてそうなったか分かりますか?」と更に追求したら、
「実はウッカリ間違えて、本来の手順と違うことをしました」
と返ってきたため、
目に見えて分かったミス+作業工程ミス
の2つをやらかされた、と分かったんです。
ここで私の信用はガタ落ちのため、そこと仕事している同僚に
「そっちも何か起きるかもよ」
と伝えておいたら、案の定そちらでもミスが発覚しました。
内容を聞いていたので、同じ担当者からの説明を私も受けたのですが、最初はフワフワしたことしか言いません。
なので「では、コレはしましたか?」「今後防ぐ為にはどうしたら良いんですか?」「他にこんなことは起きていませんか?」等を突っ込んで聞き、更に他の同僚にも話して
「多分、これは嘘で、これは本当で、対策はこうだろう」
という意見をまとめた上で、「じゃ、今後はこうしましょう」と話を終えたのですが、仕事は特に皆んな責任を取りたくない、を優先するタイプの言葉を信用したら先々面倒になりますね。
「こいつ、嘘つくからなー」
とレッテルを貼られたら、それはもう剥がせないし。
だから、単に飲みを断る程度のことで嘘をつく意味が分かりません。
相手がどうしても断っても引かないタイプなら、もう関係性自体が終わりだし。
でも、気分によって会ったり会わなかったりしたい相手、とか、他の人との繋がり、とかあるのかもしれませんが。
あちこちでたくさん友達作って飲んでる人だから、そんな風に思うのかな?
結構この手の嘘がバレて問題になる話、身近でチラホラ聞きますね。
浮気がバレた、が1番多いけど…
浮気相手とデート中に彼女とバッタリ会って、結局彼女に振られて浮気相手に乗り換え、そして結婚した…が、以前ここによく書いていた鈴木さんです。
仕事でもフワフワと適当なこと言う人だったなー。
私はもう大人どころの年齢では無いので、余計な嘘をつく気は無いし、明確な証拠が無い話は「多分、私の記憶だとこうな気がするけど」という、「絶対に自分に自信を持ってませんよ」という防御線を張ります。
結構この防御線を張らずに言い切りをするタイプって、話してる内にボロが出ると、コロコロと話を変えても「最初からそう言ってましたが?」みたいな開き直りをするため、全く信用出来なくなります。
それよりは「お互い忘れちゃうかもしれないから、一緒に気を付けようね」と言い合える人が好き。
単にこれは私の処世術なだけですが、性別関係無くこの手のフワフワ嘘つきはいて、面倒だなぁと思います。
それが出来た方がメリットがあるんですかね?
ちなみに最近、吉野朔実のマンガ「記憶の技法」を読み返しました。
実際にあった殺人事件を元ネタにしたお話ですが、主人公と親しくなる少年が
「嘘をつくコツは、真実を混ぜること」
とアドバイスしていました。
これはよく聞きますね。
バレる嘘をつく人は、真実を混ぜないから隙が生まれやすい。
私は筋が通らない話が好きでは無いので、嘘をつくならバレても良いか、徹底して筋を通すストーリーを練るかな。
相手を傷つけないようにフワフワその場凌ぎのをしていても、その後結局ストレスで限界くるし…
このマンガでは、実は両親と血縁関係が無いと戸籍で分かった少女が、同級生男子と計画を練って自分のルーツを探っていきます。
修学旅行を親に内緒で休み、同級生には休む理由で嘘をつき、戸籍取り寄せのため役所で嘘をつく、という流れなので、分かりやすく嘘のつき方も書かれていたと思います。
内容はめちゃくちゃ悲惨で衝撃的なのですが…
そこまでの理由が無いのに、嘘をつく人の気持ち、やっぱり分からないのでした。
そういう人がボケたら、どうなっちゃうんだろ?