以前このブログでは、復縁神社の記事が検索上位だったので、そこそこアクセスがありました。
が、先月「復縁」「恋愛」がらみのGoogleのアルゴリズムが変わったようで、検索順位が一気に落ちて、アクセスが無くなってしまいました…
代わりに検索上位には、「復縁できる神社10選」とか復縁を謳った神社の広告がズラーッと並んでいます。
いや、まぁ私もそういう10選とか見てあちこちの神社に行きましたけどね。
ただ、そういう復縁神社紹介記事ばかりでなく、実際にその神社に行って復縁できたかどうか?の方が知りたいって方もいるんじゃないかな?と思っています。
私は今はもう復縁を願って神社巡りはしていませんが、ホントにまっっっっっったく効果がありませんでした。
縁結び神社もぜんっぜん効果ありませんでした。
どうしても、期待しちゃうんですよね。
縁結びや復縁で人気の神社に行ったら、帰り道に彼から連絡が来た!とか、帰り道にメールやLINEをしたら「会いたい」って返信が来た、とか。
もしくは、目当ての彼とはうまくいかないままでも、お参りした直後に別のご縁があって、新しい恋が始まってうまくいった!とか。
もちろん、暇な時間にお散歩がてら神社に行くことは、私は大賛成なんです。
ただ、髪の毛ボサボサでダラっとした格好で、パワーストーンブレスレットを何本も着けた女性が、真剣に鳥居の前で行きと帰りに拝殿にお辞儀をしているのを見ると
「こわっ…!」
と思ってしまうんですけどね…私もそう思われてんのかなー…
とりあえず、私は神社に行くだけでうまくいくわけない、どころか、神社に行って、自分磨きを頑張って、復縁したい彼や好きな彼に連絡をしたって、その恋が成就するワケではない、ということだけはハッキリ言えます。
それは、私の実体験からだけの話ではありません。
先日エッセイストの雨宮まみさんの一周忌でした。
雨宮まみさんはアラフォーのキレイな独身女性で、あの「こじらせ女子」という言葉の生みの親でした。
私は以前「女はみんな占いがお好き」というWebエッセイを楽しみに読んでいました。
この連載は15話で終わってしまっているのですが、その中に深夜に孤独に苛まれそうになった雨宮まみさんが、翌朝東京大神宮にお参りに行ってスッキリした、というエピソードがありました。
雨宮まみさんは2016年にご自宅で倒れているところを発見され、亡くなっています。
自殺だったのではないか?という噂がパーッとネット上に広まりましたが、関係者の方々が違うとおっしゃっているし、私も雨宮まみさんは自殺をしていないと信じています。
彼女は生涯独身でした。
東京大神宮だけでなく、出雲大社にも行かれています。
そして、前述の連載の中ではあの石井ゆかりに占いもしてもらっています。
37〜39歳の間に突発的な結婚の気配がある、と言われていましたが…
恋愛面で何かしらあったかもしれないし、それはエッセイとして書かれていないので分かりませんが、事実として彼女は結婚をせず、そして亡くなりました。
冷静に考えれば、神社に行ったり、占いをしたからといって、その通りの未来にならないのは普通のことです。
以前母親から「初詣帰りに交通事故に遭って死ぬ人もいるんだよ」と言われたことがあります。
帰り道の命さえ守ってくれない神様が、縁結びや復縁を叶えてくれなくても、そりゃ仕方ないですよね。
私は神様の存在自体を否定はしません。ホラー好きなので、神様は怖いとか、霊能者に力を貸してくれたりとか、そういうエピソードをふむふむと興味深く読んでいます。
こちらのHONKOWAで大人気の視っちゃんシリーズでは、旧暦の神無月に近所の神社から神様がいなくなっていたって話が載ってて、面白いなぁと思ってました。
神様御不在 霊感お嬢★天宮視子シリーズ (HONKOWAコミックス)
- 作者: ひとみ翔
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/01/04
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
でも、「神様に願い事を叶えてもらった」というエピソードはほとんど読んだことがありません。
0では無いのですが、偶々願のかけ方が正しくて、神様と波長があって、気まぐれのように叶うことがあるって感じなのだそうです。
ので、誰かがその神社で願いが叶ったからといって、私やあなたとその神社の波長が合うとは限らないのだとか。
恋をしている時は、その恋が人生の全てのように思えるし、確かに恋愛や結婚で人生が大きく変わることはあります。
でも、突然の事故や病気、身内の不幸や仕事のトラブルなど、人生には恋愛以外の要素が絡んできて、むしろそちらの方が要素としては大きい。
有名な神社に行って、正しい参拝の仕方をしたら願いが叶うわけじゃない。
ここ10年くらいスピリチュアルブームに乗っかって、各神社仏閣が縁結びを商売に使ったり、正しい参拝の仕方をネットで紹介しているものがたくさんあります。
- 鳥居の前でお辞儀してご挨拶をする
- 手水で手と口を洗う
- 二礼二拍手一拝をし、願い事の前に住所氏名干支を名乗る
- ただ願い事を言うのではなく、「こうなるために、こう頑張るのでお見守りください」というような決意表明をする
- 帰り道に、また鳥居の前でお辞儀をする
- 行き帰りには飲食したり、他の人と話をしない
なんてルールをよく見かけます。
でも私は、神社に行っても復縁出来ない、片思いが成就しない=参拝の仕方が正しくないとか、自分の顔や性格が悪いとか、神様と波長が合わないとか、そういうワケでは無くて、そもそも人生とはそういう不確かなもの。
それでも藁にすがる気持ちで神社にお参りするのは、それは悪いことではもちろん無いけど、でも
「効果がない!ちゃんとご祈祷も受けたのに!」とか
「ネットで評判の良い神社まで行ったのに!」とか
そういう見返りを求めて、余計イライラしたり悲しくなるのは、もったいないことだな、と今は思います。
結婚をなんとかしてくれる統一教会の特集を先程テレビで観て、こっちのがよっぽど話が早いよなぁ、と思いましたね。
今「復縁 神社」で検索すると、検索結果はこんな感じで、広告だらけです。
所詮ビジネスのネタにされてるんだな〜と思うと、なんだか興ざめしてしまいますね…
私は今後も神社には行きたいし、そうやって通っていて、いつか良いご縁があればいいな〜とは思いますが、それだけでなく自分自身の生活もキチンとさせないとダメだとな、ということは肝に銘じておこうと思います。
よろしければこちらもどうぞ!