「人を呪わば穴二つ」
人を憎んだり、呪ったりしたら、自分が不幸になるからダメ、とよく言いますね。
私はホラー好きなので、よく呪いとか先祖の因縁とか目にしますが、
どうしても元彼を忘れられないなら、いっそ憎んで、呪ってみてはいかがでしょうか?
呪いと言えば丑の刻まいりですが、これは地方在住じゃないと現代では難しいですね。
そもそも、五寸釘がどこに売っているのかよく分からないし、神社のご神木に五寸釘を打ち込んだら、お巡りさんを呼ばれてしまいます。
一応グッズは売られているんですけどね。
もし呪いをやるなら徹底的にやらねばいけません。
元彼1人の不幸を願うのでは足りません。
時代物で恨みを募らせた人が
「末代まで祟ってやる!」
と叫ぶシーンがありますよね。
それくらいやる決心が無ければ、呪いなんて出来ません。
元彼の今カノだけじゃなく、元彼の奥さん、子供、孫…全てを呪い、元彼と血の繋がりがある人を全てを消し去る!
こういう一族根絶やしの呪いは結構有効だったようで、実話系ホラーでも一族が現代で絶えてしまうお家が度々出てきます。
少子化で血筋が絶えるのは、今はよく耳にしますけどね。こういうのも呪いが成就したケースということもあるそうです。
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しかし、当時の呪いというのは、小動物を使ったり、自分の命をかけたりしていたそうで、ちょっとそこまでのことをするのはキツイ…
呪いをかけたら自分に跳ね返ってくることはもちろんありますし、色々失うものもあるかもしれませんが、でも罪にならない範囲でやるのであれば、やはり呪いに強い神社仏閣に行ってお願いするのが一番良いと思います。
いちばん有名な縁切り神社と言えば、京都の安井金比羅宮ですね。
こちらの絵馬には
「おかげさまで息子を誑かしたあの女が無事流産し、破局しました。ありがとうございました」
とか
「おかげさまで無事主人があの女と別れました。ありがとうございました。」
というような、女の情念ドロドロの絵馬がたくさん掛けられているそうです。
元彼のその周囲の人達との縁を切るように願ってしまいましょう!
ちなみに神社の周辺には、神域に入れない穢がたくさん溜まっていると言われています。
そういう穢を全て元彼にぶつけるくらいの勢いで呪いたいものですね。
いわゆる心霊スポットにも悪霊がたくさんいるので、そういう悪霊に
「元彼を不幸にしてくれたら、代わりに何でもします!」
くらいの取引を持ちかけるという方法もあります。
神仏には取引をお願いしてはいけない、と言われています。それは人間の想像を超える見返りを本当に求めて来られて、命を取られる可能性があるからだそうです。
だからそのくらいの覚悟で取引をお願いしてみるのも良いでしょう。
こういう呪いをするときに、決して家族や友人などにバレてはいけません。病院に連れて行かれてしまう可能性があります。
元彼のことを忘れられなくて辛いとき
「何か趣味を見つけたら?」
とアドバイスをする人たちがいます。
正論なんですが、そんな他のことをする気力なんて湧かないときもありますよね。
だから、趣味を「元彼を呪うこと」にしちゃえば良いのです。
呪いの結果は、すぐに出るのか、何年後、何十年後に出るのかは分かりません。
結果が出ないまま、元彼は幸せに暮らし続けるかもしれません。
でも、何もしないで妄想にとり憑かれたように、元彼の今の状況を想像してしまって苦しくなったりしているのであれば、本気で呪ってみても良いと思うのです。
ある日ふと
「私…なにやってんだろ?」
と思う日が来るかもしれません。来ないかもしれません。
でも呪いのために、あちこちの神社やお寺や自殺の名所などに行ってみる方が、家でずっっっっっっっと落ち込んだり、友達に愚痴り続けるより、ずっと良いと思うのです。
「私、別に元彼に不幸になって欲しいワケじゃない…。
私と一緒に幸せに過ごして欲しいだけなんだけど…」
と思うかもしれませんが、それはやはり、自分の願いだけではどうにもならないじゃないですか?
元彼自身の気持ちや、周囲の環境がありますし…
強く願えば、何でも叶うわけじゃないし…
神仏に復縁を願うよりも、呪った方が効果が高い気がします。
生霊になって、元彼の周囲や、その彼女の周囲をうろつくことになるかもしれません。
「そんなことは止めなさい」
と大抵の人が言うでしょう。
でも、呪っても呪わなくても、自分が幸せになれる保証なんてどこにもありません。
呪ったことで、元彼は幸せなままなのに、自分は不幸になる可能性もあります。
でもどれも所詮、可能性なんです。
本当の答えなんて、どこにも証拠は無い。
いつか後悔する日が来るかもしれない、来ないかもしれない。
それでも、もし今、失恋が辛くて、何もする気になれなくて、毎日毎日どんよりした気持ちでいるのであれば、全てを捨てるつもりて呪ってしまえば良いと思います。
そう考えたときに
「いや、呪うほど憎んではいないわ…」
と思うかどうかは、状況次第だと思います。
でもグルグルと同じことばかり考えて、失恋の落ち込みから抜け出せずにいるのであれば、無理に元気になろうとしたり、強がりを言ったり、自分の心に嘘をついたりなんかしないで、1人で真剣に呪ってみたら良いと思います。
無理に良い人になろうとしたり、「本当に好きなら我慢するはずだ」なんて思わなくて良い。
家でぼんやりと元彼のことを想っているのも、十分呪いですから。
それを集中的に、真剣にやってしまった方が、ただただ何年もぼんやりと引きずるより、ずっと前向きなんじゃないかなぁと私は思います。
まぁ、私はやりませんでしたけど…すみません…
だって怖いじゃないですか!
呪うの怖いって思って、だからもう元彼のこと考えないって思うようになる可能性もあります。
自殺の名所なんて、怖くて怖くて、私は行けないです。
それが大丈夫なくらい思い詰めている人には、私は呪いをオススメします。
責任は持てませんけど…でも「明るく元気にしていないとダメ」って正論を暴力的に振りかざす人は大嫌いです。
顔で笑って心で泣いていたら、鬱病になっちゃいますよ。
だから、仕事中は笑っていても、家に帰ったら本気で呪いを頑張っちゃってる方が、私は余程前向きだと思います。
そうやって、自分の心を元気にしていく方法だってあるんじゃないかな?と思うのでした。