思い返すと、この半年鈴木さんのことで、ずいぶんジタバタと心の中で考え、たまに何気無いフリをして行動し、思い通りの展開にならず、また落ち込み…を繰り返す内に、どんどん自分の気持ちを俯瞰で見られなくなってきたなぁと思います。
表面的には私は
行動する→スルーされる→落ち込む→話しかけて冗談を言う→いつも通りに返される→回復
を繰り返していました。
きっと大人は、早い内にこのループを断ち切り、次に進みます。
それが、自分が傷付かず、相手に迷惑をかけない為に出来る唯一のことだから。
それは理屈として分かっていても、神頼みをして、1人の時間に自分で自分を癒して、また行動する、を繰り返す内に、何か良いことが起きないかなぁと思っていました。
鈴木さん以外にも、素敵な出会いがあるかもしれないし。
そうこうする内に、鈴木さんの嫌な部分も見えてきたし、決定的に自分は受け入れられていないと思わされたのに、まーだグズグズ。
で、ふと気が付きました。
前にも似た気持ちになって、段々他人に疑心暗鬼になって、職場の人間関係も悪くなって、退職したことがあったな、と。
当時隣席の先輩男性から
「負のオーラが出てて怖いよ」
と言われてました。
好きな人に受け入れられない自分は、この世に必要のない無駄な存在に思え、仕事関係の人の言葉も全て裏があり、悪意が潜んでいるように見えていました。
まー実際に悪意を持ってた人もいたのですが。
現実の悪意と被害妄想の悪意が、ダブルで私を追い詰めていってました。
今は笑って話せる同僚たちがいるのでまだマシなのですが、当時の職場にはそういう人がいませんでした。
「この人は大丈夫」
と思った人にも見捨てられたり、当時は悪循環を繰り返していて、それでも自分で自分を慰めていたけど、結局その場にはいられなくなりました。
その頃は元彼に無視されて間もない頃で、より一層深く病んでいたと思います。
やはり、相手がどう思って、何を考えているのか分からないので、会えない相手からの無視はキツイですね。
「そんな、無視するヤツのことなんて、忘れればいーじゃん」
と、他人事なら思います。
今だって、真剣な気持ちはスルーし、表面的には冗談を言い合う鈴木さんのことは、もう考えない方がいい。
今日も普通にあることでメールしたら「笑」と入った返信が来ました。
そうやって笑いながらスルーすることが、鈴木さんなりの優しさなのかもしれません。
元彼の時も、最初はそういう優しさがあったけど、私はそれを「はぐらかされている」としか思わず、どんどん疑心暗鬼がエスカレートしていました。
「何でこっちは真剣に悩んでいるのに、冗談にするんだろ?」
と頭にきていたけど、冗談にしなければ余計面倒なことになると思ったんでしょう。
多分、私も逆の立場ならそうします。面倒くさいから。
「こんなテキトーな態度を取るヤツのことは、嫌いになって離れて欲しい」
と、相手が自分から離れてくれるように仕向けると思います。
でも、そうやって「面倒くさい」と思われていること自体が許せませんでした。
しかも私は
で書いたように、自分の不満を相手に冷静にキチンと伝えるのが苦手です。
もう怒って悲しんだ気持ちを、変に自分の中でこじらせやすいのです。
そう言えば、元彼と連絡が取れなくなる直前に「ストーカーみたいで怖いよ」と言われたことがありました。
「は?私はあなたに大量にメールを送り続けたり、家の前にずっと立ってたり、動物の死骸を送り付けるような、そんないかにも怖いストーカーみたいなこと、してないでしょ⁉︎」
と言い返したら
「そんな想像をすること自体が怖い」
と言われました。
その時の私は
「よくテレビやマンガに出てくるストーカーみたいなことをしていないのに、それと一緒にされるなんて酷い!」
と思っていました。
今、元彼の気持ちになって考えたら…
そんなん言われたら、すげー怖いわ…そんな犯罪のやり口を例に挙げられたら、こいつも異常者かと思いますね。
単純に「ストーカーなんて言われたら、悲しい…」と泣けば良かったのに、何故そんな怖い例を出して言い返したのか?
それは単純に、「私はストーカーじゃない」と言いたかっただけなんです。
「あなたはストーカーがどれだけ怖いか分かってない。それと私を一緒にするのは失礼だ!」
と怒っていました。
「ストーカーみたいで怖い、と言われたら、私がどれだけ傷付くか、あなたは分かってない!」
と思ったし、今も当時の怒りは思い出せます。
はい、ストーカーがストーカーと言われてキレるのと同じ心理です。
でも自分の怒りを伝えることに頭が一杯で、自分の言葉がどう受け取られるか?なんて考えられませんでした。
私は、以前のように優しくしてくれない元彼に怒っていましたし、悲しんでいました。
泣きながら殴りかかるジャイアン状態です。
今も、私は自分が鈴木さんに「怖いと思われないメール」を送っているつもりですが、鈴木さんは怖いと思っているかもしれません。
なんやかやと用を見つけては連絡しているのも、怖いと思われているかも?
私が連絡しているのは、あくまでも仕事のことですが、鈴木さん以外でも良い内容でも連絡してることはありますし…怖いかな…?
それも、自分ではもうよく分かりません。
悲しみと怒りが混ざった時に、相手の立場になって冷静に自分のことを俯瞰で見るのは、とても難しいです。
冷静な他人が見たら「馬鹿みたい。こうすればいいのに」と思うでしょう。
でも、そんなの悲しみ怒っている人から見たら「部外者がテキトーに一般論を言ってるだけの、無駄な意見」なんです。
だってその一般論通りにしても、自分が欲しい未来は手に入りませんから。
欲しいものが目の前にあるのに、買ってもらえない子供状態でパニックを起こしている人に他の方法を示しても、通じません。
私のこの過去の話や、現在の話を笑いながら読んでいる人も、自分が本当に悲しみ怒っている時には、冷静に判断して行動出来るとは限らないと思います。
だからこそ、世の中には悲しい事件や人間関係のトラブルが溢れているのではないでしょうか?
ただ、悲しみ怒っている時も、冷静な人はもちろんいます。
そうなれないのは、以前もご紹介した本
キレる私をやめたい~夫をグーで殴る妻をやめるまで~ (BAMBOO ESSAY SELECTION)
の作者や私のように、発作的な怒りの感情を抑えられないタイプだと思います。
そういう人も、理屈で「自分はおかしい」と分かっていて、でも衝動的な自分の感情を「ただの正論」では抑えられないんです。
今「ホンマでっかTV」で紹介されていましたが、「オキシトシン」が多い女性はこんな風にキレやすいそうです。
こんな性格でも開き直って生きていって、伴侶を見つけて子供を持てる人もいれば、なんとか改善しないとヤバイ私のような独身もいます。
「とりあえず、怒ったり悲しんでいる時には、他人と会わずに引きこもって、冷静になるまで時間を置く」
というのは、カッとなってる時には出来ないし、そこで思考回路をストップさせても、次に同じことが起こった時には、また同じことを繰り返してしまいます。
でも、その状況の自分を改善させられるのは、自分だけです。
自分が求めている相手にしか解決出来ないように感じてしまうけれど、それがもうジャイアン思考。
この状態でも、普通にご飯を食べたり、眠ったり、仕事したりは出来るので、自分はなんだかんだ言っても平気なのかな?と思ってみたりもするけれど、やっぱり視野は狭くておかしくなってる可能性もあります。
さて、この話の流れで書くのはアレなんですけど…
こんな風に悲しみと怒りが混ざってキレている女性に、速攻で試して頂きたいことがあります。
もちろん市販薬を飲むこともオススメです。私は落ち込んでるときはこの
【指定第2類医薬品】ウット 12錠を飲みます。ネットで通販できるので、切らさないようにしています。
が、もっと即効性のあるモノがあるんです。それは…
イチジク浣腸!!!!!!!!!!
私がイチジク浣腸を使い始めた時のことは
で書きました。汚い話なので、読みたくない方は読まないでください…
いや、この流れで何?と思われそうなんですけど、これには理由があります。
大島弓子の「グーグーだって猫である」に描かれていたのですが、猫ってトイレの前後にハイ状態になるそうです。
野生の状態では、巣から離れてトイレに行くのは、敵から狙われる可能性がある危険な状態。
その時に自分を鼓舞するためにハイになるのでは?と描かれていました。
私は元々は便秘体質では無いのですが、便秘格闘日記を書いて以来は、かなり頻繁にイチジク浣腸を使っています。
無くても出るんですけど、もっとスッキリさせたくて使ってしまうことがあります。
で、イチジク浣腸って使って数分で、もう便意にしか気持ちがいかなくなるんですね。
で、出た後にスッキリサッパリするんです。
なんかこう、開放的な気持ちになって、ほわ〜んっと幸せな気持ちになれるし、「必要ない汚いものを捨てたぞ〜!」ってなれますね。
悲しみや怒りで頭がいっぱいで、悲劇のヒロインのようになっている時に、イチジク浣腸を使う…
なんて、メルヘンのかけらもない話だ?と自分でも思うのですけど、特に便秘がちの女性にはオススメです。
もし慣れて依存するようになってしまったらどうしよう…と思ったら、空き容器にお湯を入れて、お湯浣腸にするのもオススメです。
ただ、依存性のある薬品は入っていないし(主成分はグリセリンで、液体を入れたことによる刺激で便意を催すものです)、頻繁に使っている私もイチジク浣腸無しでも普通に出る時は出るので、手放せなくなったりはしませんよ。
浣腸をして、ギリギリまで便意を我慢してからトイレに駆け込んだ時の開放感と言ったら、もう悲しみとか怒りとか吹っ飛びます。
所詮、人間だって動物。食べて寝て出すのが基本で、愛だの恋だの他人との関係性なんてその次の問題です。
辛い時って食欲が無くなったり、眠れなくなったりはしますけど、便意が無くなることはありません。
満島ひかり主演の映画「川の底からこんにちは」では、普段ストレスを溜めて便秘になっている主人公が腸内洗浄に通っていました。
物理的に出すと、スッキリするので、オススメです。
…冒頭の流れから急にこんな紹介でいいのかしら…
結局、男が理由で泣いても怒っても、自分の肉体の生理現象の方が強いよね、というお話でした。