Facebookで元彼の友人のページを見てみたら
「こいつが結婚しました」
と言う言葉と共に、ケーキカットする元彼と花嫁の写真が投稿されていました。
先日の鈴木さんの結婚に続き、元彼の結婚まで知るとは、我ながらビックリです。
日付を見ると、鈴木さんと元彼はほぼ同じ頃に結婚しています。
なんなの…どういう偶然?
ショックと言えばショックだし、まぁ仕方ないとも思います。
奥さんは、キレイと言えばキレイというか、リア充そうな感じの方でした。
特に涙も出ませんが、こう立て続けに知ると、神様にお願いごとをすることの無意味さがよく分かりますね。
好きだった人が幸せになることは、不幸でいられるより良いです。
元彼の生活なら、もっと早くに結婚していて良い年齢だったと思うし、やっと納得いく人と出会えたのかな。
私はずっと、あなたと結婚したかったけど、それは本当に叶わないことだったんだなぁ。
何もしたくない気持ちでここ最近過ごしていたので、これ以上何もしないことは出来ないレベルの状況です。
とても寂しい気持ちですが、これはここ最近ずっと続いていたので、まぁもう変わらずに不安時に飲む薬を飲んで、とりあえずビットコインのFXを利確して、テレビを観ています。
こんなショックさは、よくあるお話です。
偶々こう色々と重なる時期もあるものなんでしょうね。
ここで私も一念発起して、何か行動を起こすタイミングなのかもしれません。
今はそんな元気ありませんが。
「結婚したんだね」
と元彼にショートメールを送りました。
届いているかは分かりません。
「おめでとう」
という言葉を書いた後に、消しました。
それはもう、この間鈴木さんに言ったからいいや。
思ってもいないことを立て続けに2人に送るのも、何だかなぁ。
白馬の王子様を待っていたつもりはありませんが、いつか、好きな人と結婚できる日が来るのかな、と子供の頃当然のように思っていました。
「将来の夢はお嫁さん」
なんて言ったことはありません。
それは誰でも出来ることだと思っていたからです。
そうならない人もいると知っていましたが、自分は大丈夫だろうと思っていました。
20代後半くらいから、あれ?どうもおかしい、出来ないぞ?とは思っていたけど、
アラサーにはきっと、アラフォーにはきっと、と思いながら過ごしてしまっていました。
仕事も恋愛もうまくいかないし、年ばかり取って、もう死んでもいい頃かなー、なんて思ったりもするけど、
この程度のことで死ぬのも馬鹿らしいなぁとも思います。
願いが叶わないから失望して、なんて、かっこ悪い気もするし。
この世は自分の思い通りにならないものだ、と理屈は分かっていましたが、本当にこう、心から強く願ったことが叶わないのが人生って人もいるんですねー。
鈴木さんも元彼も、一緒になれないのは分かっていても、どこか心の拠り所になっていました。
彼らのことをボンヤリと考えて過ごす時間は、とても長かったです。
それはもう信仰のようなもので、現実ではなく空想や妄想の中で、私を支えてくれている存在になっていた気がします。
まぁアイドルとか好きな芸能人への気持ちにも似てますね。
今はちょっとまだ、恋をしたいとか、婚活をしたい気持ちにはなれません。
こんな絶望感の強い状態で婚活をするなんて、会う方にも失礼ですし。
近々友人の実家に遊びに行くことになっているので、彼女のパワーに触れて、自然に触れて、元気になりたいです。
占い師にハマったり、あちこちの神社仏閣に行って、一応少し飲み会とかにも顔出ししたりしながら過ごしていました。
あちこちの縁結びの神様たちは、私の願いを叶えてはくれませんでした。
他にも好きになった男性がいたけど、やっぱりダメだったし。
本当に私が結婚したいなら、バツイチ子持ちの年上男性と結婚、なんてのが現実的かもしれないな、と今朝考えていました。
しかし私は、後妻に入る大変さを知っています。
祖父は父が大学生くらいの時に再婚し、多分15年弱くらいは一緒に過ごしていたはずですが、祖父が亡くなってからは疎遠になっていました。
何度かお金の無心の連絡はあったようですが、祖父が存命の時は仕送りをしたいたけれど、血の繋がらない祖母への仕送りはしていなかったようです。
祖父は私が小学2年生頃に亡くなったので、私はこの血の繋がりのない祖母に会った記憶はほとんどありません。
夏休みに手作りアイスクリームを食べさせてくれたことだけは覚えています。
その後祖母は住み込みで旅館で働き、しばらくして自宅に戻り、着物や宝石を少しずつ売りながら、ほとんど貯金もない状況で暮らしてたようです。
私が大学生の頃に自宅で亡くなっているのを近所の人が見つけてくれました。
たまたま街歩きのような約束をしていた人が、いつまでも来ないので自宅に行ったら、居間で倒れて亡くなっていたそうです。
私は遠方なので祖母のお葬式には行かず、両親と兄が行きました。
一周忌は私も行き、兄は来ませんでした。
お骨は祖父と前妻(私の祖母)と後妻の祖母が一緒のお墓に入っていますが、御位牌は七回忌のタイミングで父がお寺に預けたそうです。
「自分の母親と並べておくのは、おかしい」
という判断だったそうなので、やはり子供が成人間近に再婚すると他人扱いになるんですね。
母としては「結婚した時にはあのお母さんがいたから、あの人が義母だって思ってるけどねぇ」とは言っていましたが、決めるのは父ですし。
祖父は3回も結婚出来たのに、孫の私は一回も出来てなくてごめんなさい…
私もとっても寂しいんだけど、でもやっぱり好きになった人と結婚したいし、婚活を頑張って色んな人を見て判定し合うのは、何だかやっぱ嫌なんだよ…
「もう元彼は結婚したのかもしれない」
と時々思っていたけど、それがハッキリと分かったのは、まぁ良かったのかもしれません。
彼は私の運命の人ではありませんでした。
そもそも運命の人はいないのかもしれません。
来世はなんか、そういう幸せも手に入れてみたいなぁ。
Huluで「山のトムさん」という小林聡美主演の映画を観ました。
その中でもたいまさこは
「60歳で田舎に住んで駄菓子屋を始めて、趣味の釣りも始めた。
これから色々なことがあるよ。楽しみだね」
と10代の男の子に語るシーンがありました。
私の人生にもまだまだ、何か分からない楽しいことが起こるかな?
そうだと良いなぁ。
今が一番のどん底でありますように。