偏差値という概念が無くなったとか、戻ってきたとか、ゆとり教育の時に何か変化があったとニュースで見た気がしますが、あれは一体何だったんでしょう?
私の学生時代には、偏差値という基準はあって当たり前、偏差値50は「平均」ではなく「馬鹿」という概念でした。
基本的に、子供の頃から漫画や小説を読んでいるオタクは、国語が良く出来ます。
技術系の大学に進学しているので学科は国語(現国と古文)と英語だけやれば良い受験生でしたが、古文と漢文はともかくとして、現国の偏差値で困ったことはありません。
私の周囲も基本オタクなので、
「現国の偏差値は全国平均で58〜65」
という人がほとんどでした。
(でも、よしながふみの「フラワーオブライフ」の中では、オタクの真島も現国の成績が悪かったけども…)
大人になってみると、「偏差値が高い」イコール「コミュニケーション能力が高い」というわけでは全く無く、良い大学を出ていても、思い込みで他人の言葉を汲み取れないまま激昂する人にポカーンとしたことが何度かあります。
こういう意思疎通の能力は現国の偏差値だけでは分かりませんが、それでもここ数年何度も
「全ての日本人が、一定の言語読解能力を持ち、分かりやすい文章が書けるわけじゃない、らしい」
と思うことが、ブログ内でも、実生活でもありました。
以前タクシー業界で働いていた友人に話したところ
「報告書がまともに書けないオッさんとか、いっぱいいるよ。
文章じゃ何を言いたいか全く分からないから、結局口頭で確認しないといけないの。
文章を読めるけど書けないって人がほとんどだよ」
と言われ、納得。
私もブログを始めて初期の頃の文章は、自分でもドン引きするくらい、今以上に分かりづらくて読みにくいです。
書いて、読み直して、他の人のブログも読んで、更に書いて、を繰り返す内にルールが出来てきた部分があるので、文章力は訓練が必要だと実感しています。
以前コメント欄で読書さんから何度もコメントが来た時、最初は上から目線で私の文章を批判していた方が、結局何度かやり取りする内に、自分でも自分の気持ちをキチンと文章に出来ないことを自覚し始め、
「気持ちを文章にするのって難しいですね」
と言っていたことがありました。
タイトルに書いたように、偏差値だけで「気持ちをキチンと言語化することが出来る」とは限らないとは思いますが、それでも最低限の文法や単語を知っている男性でないと、恋愛対象としてはキツイだろうな、と昔から思っています。
先日同僚のアラフォー男性が「揺蕩う(たゆたう)」を理解してくれず
「え?たゆたうって聞いたこと無い?
えーと、水面にプカプカ浮いてる、って感じで…」
と身振り手振りで伝える、ということがありました。
その男性、結構本も読むし、コミュニケーション能力そこそこある人なんですけどね。
その人が文章を書くと、ちょこちょこと壊滅的にリズムが悪かったり、分かりづらかったり、誤解を招きそうな文章になることが多く、でも本人が全くそれに気付いていないことに驚きます。
文章をまともに書けない人と話していた時、相手は短絡的に、冒頭の単語のイメージで会話の全体像を誤解していることが多いな、と気付きました。
これはヤフーニュースのコメント欄や、ブログのコメント欄でも思います。
最初に勝手に脳内でイメージを作り上げて批判や非難をしているけど、素直に文章を読めばそんな誤解はしないはず、ということが多いかな、と。
「全文読めば分かる」ではなく、
「最初から誤解して変な思い込みをしなければ分かる」という感じでしょうか?
なので、変な誤解をして罵詈雑言を吐いているコメントを読むと
「あー、この人きっと、現国の偏差値50以下だったんだろうな。
50が平均ってことは、それ以下がいるってことだもんな。
でも偏差値50じゃ低すぎるから、偏差値60以上あって、なおかつ変な思い込みで誤解しない人と出会いたい…」
と思っていますが…まぁ偏差値はあくまでも仮のイメージであって、60無くても感情を言語化出来る人がいいな、と思います。
友人で全然言葉を知らない人がいるのですが、彼女はその分イメージを言語化するのに長けているので、何が言いたいのかはとても分かりやすく、なおかつ面白いので、知識と言語化の能力もイコールではないのかもしれません。
また、女性は男性に比べて感情を言語化する能力に長けている説もありますね。
「女はダラダラと無駄な話をする」
と思っている男性が、実は全然感情を言語化出来ていず
「男ってのは不言実行なんだ」
とか言ったりするのもよくある話。
コレはうちの兄がこのタイプで、兄嫁も
「何を考えているのか言わないので、分かりません…」
と言っていました。
兄とは私が思春期の時にはもう一緒に暮らしていなかったので、私にも兄の考えはサッパリ分かりません…
でも兄は国語の成績が良かったので、やはり偏差値だけではないな…と。
(男は理系に進学しなくてはいけない、という父の言いつけで理系に進学しちゃいましたが。
私は女だから自由だった、と思うと日本男児は大変ですね)
まーこんな希望をダラダラ書いたところで、そんな条件付きで恋を出来るわけでも、選ばれるわけでもないのですが、真剣佑の「ら抜き言葉」が気になって仕方ないのです!
彼はアメリカ生まれのアメリカ育ちの若者だから仕方ないけども…
でもアメリカ育ちらしく、そしてモテる男らしく、感情を素直に言語化したり、短文でもユーモア溢れた言葉遣いをするので、好感度が大変高いです。
元彼も鈴木さんもそれ以外の男性達も、やはり言語コミュニケーション能力には長けていたなぁ。
どこかでそういう、言語コミュニケーション能力に長けた、キュンとする男性と出会えたらまたネタができるのになー。
という、ダラダラとした願望を書いてみました。
本気でブログタイトルを見直さないといけないのかもしれません…