振られた理由が「すぐ怒る、キレる」という性格のせいで振られる女性は、ネット内の質問ではよく見かけます。
はい、私もその1人です。
「怒ったとき怖かった。それ以外に不満は無い」
と言われたのですが
「女ってすぐに怒るもんでしょ?」
と思っていました。
振られた直前、私は年越しを一緒にするための準備でイライラしていました。
元彼が来る前に掃除して、買い出しして、料理して、でも元彼は着いたらテレビを観たりマンガを読んでいて、
「なんで結婚してないのに、私ばっかり努力しないといけないの?」
とイライラして不機嫌でした。
付き合いだしてすぐにも、彼の発言をネガティヴに捉えて不機嫌になったことがあります。
その時も、元彼は
「この子じゃダメかもな」
と思ったそうです。
しかし私は
「ウチの母はもっとずっとヒステリックだったし、不満をハッキリ口にして騒がないだけ自分はマシだ」
と思っていました。
この件に関しては、女性に聞いても人それぞれですが、基本的に結婚前に怒ってキレる女性は振られてしまうことが多いようですね。
今現在も、怒ったときの表情や口調を「怖い」と言われることは多いです。
感情を爆発させて、本人に面と向かって攻撃的な言葉を言う、というのはしたくないのですが、どうしても脳内には嫌味とか「どうせ私なんて」という言葉が渦巻き、
それを言ったらいけないのは分かっているので、抑えることに必死になりますが、
顔付きは般若のようになったりしてしまいます…。
どうしても顔を合わせたときに作り笑いが出来なくて、でも不満を言ってはいけないから、ワザと避けて、
それに向かうも気付いて逆ギレし出したら、こちらから甘えた声で話しかけて仲直り
とか、先日振られた人とも何度かありました。
(付き合ってもいないのに、大変図々しいお話ですね…)
その人はお姉さんがいる人だったので扱いが上手くて、次第に怒りに気付いたら先に甘えてくるようになったので
「怒ってるこっちが一方的に悪者になるなぁ」
と思って、そもそもの怒りの原因は無くなっていないのに、肩の力が抜けて怒りが静まるようになりました。
あと、逆ギレしたときの冷たい声に私のドM心が大変くすぐられたのですが、それはまた別のお話です。
これは元彼も上手で、私自身はそうやって怒りの矛先を変えてもらえてとても助かるし、
「こういう男性とならずっと一緒にいられるな」
と思うのですが、そもそも男性はこんな怒る女性は嫌いです。
でもウチの父は、母がキレると更にキレる人だったので、私としてはこうやって怒りを鎮めてくれる男性がいるってことが衝撃でした。
友人で付き合って半年で出来婚した人がいて、彼女は普段は大変良い子で気がきくのですが、それでも出産後は旦那さんにキレることが多々あるそうです。
私も彼女とは数回喧嘩したことがあるので本性は知ってますが、でもそんな彼女を旦那さんは宥めすかしたり、時にはキレたりしながらも、仲良くやっています。
彼女の元彼で長年付き合っていた人は、宥めすかしながら彼女に尽くしていました。
ちなみにハーフみたいな美人さんです。
そのレベルじゃないと、キレても許されないのね。
「すぐキレる女性」は、「自分のことを大事にしてくれて、うまく怒りをかわしてくれる男性を見つける」と共に「すぐにキレない女性になる」という努力をしなければ、復縁どころか新たな恋も難しいですね。
基本的には、それまでキレるのを我慢してくれていた男性が「もう限界」と思ってしまったら、自分を変えない限りは復縁出来ないそうです。
でもこれ、キレるときは衝動的にやってくるので、冷静なときに他人から
「キレる女なんて嫌に決まってるじゃん。
大人なんだから自分で感情のコントロールくらいできないのはダメ」
とか言われても、意味がありません。
本人だって、好きでキレているわけじゃありません。
この件は
でも書いていますが、キレる性格になった原因が母親というケースの人もいます。
記事で紹介した本がこちらです。
キレる私をやめたい~夫をグーで殴る妻をやめるまで~ (BAMBOO ESSAY SELECTION)
- 作者: 田房永子
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
「女は子宮で物事を考えるから」とか
「ヒステリックなキレる女はたくさんいる」とかは言い訳にはなりません。
でも、キレる性格になった原因があって、それをキチンと解明したら、解決法が治療ということもあるんです。
「自分でよく考えて!」
と本人に丸投げする説教やアドバイスをする人が多いですが(ゴマブッこさんのブログのコメント欄とかめっちゃ多い)、1人で考えたって解決法なんて分からないもんです。
「キレる人は悪くない。その人も被害者なんだから同情して受け入れろ」
というわけではありません。
解決の糸口が見つからず、ただただキレる衝動を溜め込む人もいると思います。
ストレス発散で運動やら何やらをして解決できる人もいると思います。
ただ、怒りの衝動をその場で止めるのと、溜まったストレスを発散させるのは、別の話をだと思います。
例えば、高所恐怖症で高いところに行くと震えが止まらず過呼吸になる人に
「高所恐怖症は甘えだ。治せ。」
と言われても、それだけで治るわけじゃありませんよね。
キレるというのも、そういう精神的な病だったりします。
もし、すぐ怒る、キレる性格のせいで振られた女性がこれを読んでいたら、まずは復縁の前に、自分がなぜキレてしまったのか、というだけでなく、親との関係性も考えてみてください。
「もう怒らない」
と自分で思っても、また衝動的に怒りが湧く可能性はあります。
私もまだ治せていないので、大きなことは言えないのですが、こういう原因もありますよ、ということだけ書かせていただきます。
ま、治さないままでも受け入れられてる女性も、世の中にはたくさんいますけどね。
母親との関係性だと、よしながふみの「愛すべき娘たち」もオススメです。
この中で、子供の頃に散々母親から容姿を貶され、弟と差をつけられて育てられたので、自分の娘の容姿を決して貶さなかった女性が出てきます。
色んな女性のオムニバス形式のお話なのですが、それぞれ家族や異性との関係に根本的な理由があり、何度読んでも目から鱗が落ちる気持ちにさせてくれるマンガです。
怒ること自体が絶対にダメなわけじゃなく、理由があるときはキチンと怒りを口にするのだって大事なことだと思いますから。
「怒ったらダメだから、自分だけ我慢して黙って耐えればいい」
ってことでも無いので、ダメンズにキレて振られた場合は、そもそも男性に問題ありだったケースもあると思います。
聖母になんて、なれませんからねぇ。