よく「あの人を分かってあげられるのは私しかいない」というような言葉をネット内で見かけます。
好かれている男性は、繊細だったり、表面的には愛想がいいけど実は嫌なヤツだったり…
元彼も友達の前と私といる時では、ちょっと違うなぁという部分はありました。
最初は頼りになりそうで、明るくて、面白くて、チャラっとした所がありましたが、
一浪して不本意な大学に行った、というのが元彼のコンプレックスで、それで希望通りの転職が出来ないことにイラっとしている様子はありました。
私は再受験して志望大学に入れたので、学生を6年間やったクチです。
最初の学校に納得いってなかったので、学歴に不満がある人の気持ちは分かります。
最初から自分の学歴を考慮しない女性に比べたら、そういう男のプライドは分かる、と思っていました。
今となっては、そんな女はウザいですけどね…。
ので「この人には私がいないと」までは思いませんでしたが、「私ならこの人のプライドを守れる」くらいには思っていました。
意外と頼りにならなくてポーッとしているところがある、とか、不謹慎なところがある、というのが分かってきても、気になりませんでした。
なんだかんだ言っても、この人は私を守ってくれる大切な男性で、私もこの人のことを大切に思っている、と信じてました。
これは付き合った相手だからまだマシなのですが、たまに付き合ってなくて、弄ばれているだけでも
「この人には私がいないとダメ」
と信じ続けられる女性がいて、そういう女性は精神的に不安定で病みやすかったりもして、こうなると不幸な妄想だな、と見ていて悲しくなりますね。
今回、鈴木さんのダメっぷりを見てつくづく思ったのは
「支えるのではなく、支えるために頑張ろうと思わせられる女性こそ、男にとって必要な存在だ」
ということです。
怒って、優しくして、それはそれは私なりに精一杯面倒を見ましたが、鈴木さんは
「うららさんの為に頑張ろう」ではなく
「うららさんに怒られないように頑張ろう」と思っていたので、虚しかったです。
最初の頃は「期待してるから頑張ってね!」って言ってたんですが、それじゃ全然動いてくれなかったんです。
だから「分からないことがあれば教えるけど、ただの同僚だから、私にはやる気スイッチは押してあげられないよ」と言いました。
ダメンズに尽くす気持ちがちょっと分かりましたが、それはそれで楽しいというか、動いてくれたら達成感は無くは無いのですが、お母さんじゃないんだから、やはり自発的に動いてもらってこそ、ですよねー。
お世話係になるのではなく、原動力になれる女性こそ「この人には私がいないとダメ」と言って良い気がします。
誰だって1人で生きようと思えば、全然生きていけますから。
「お前がいなきゃダメ」って言われるより「お前といると頑張れる」って言われたい。
私も好きな男性には、そう思うし。
実際身近な既婚男性を見ていても、家族を守ろうとしている男性は素敵ですね。
奥様がそうさせてるんだなーと思うと、そういう奥様は素敵だなぁと思います。
今から私もそうなれるか分からないけど、そんな内助の功をしつつも、自分のことは自分でできる自立した女として、残りの人生を生きてみたいなぁ、とぼんやり思う連休初日でした。