人間を愛したい、けど相手がいない。
ペットを飼いたいけど、世話やアレルギーを考えると飼えない。
となった時、人が手を伸ばすのは…やはり植物でしょう。
ということで、芍薬を買いに花屋さんに行ったら、バジルとパクチーの苗が100円以下で売られていたので、我が家にお迎えしました。
バジルはこれまで何度か育てていましたが、パクチーは初めてです。
プランター的な元洗面器に二つとも植えました。
我が家の洗面器はこの野田琺瑯のヤツで、先代は錆びた所が穴になってしまったため、プランターとして使用しています。
私は全く緑の指先を持っていず、面倒臭がりなので、あまり植物を育てるのに向いてはいません。
10年近くこのプランター洗面器に色んなものを植えてきましたが、長らく栄養も与えていません…
何年も前に植えた水仙は、特に世話をしなくても毎年花を咲かせてくれていましたが、今年は2輪しか咲きませんでした。
夏には、近所の方が玄関先に「どうぞ」と置いていたのでもらって帰ったフウセンカズラがグングン伸び、秋にはハート印のある種をつけますが、それも放置状態。
でも、夏前にはバジルが買いたくなります。
やっぱり安いし、手軽にペッと摘んでパスタに乗せると豪華な気持ちになるし。
買った苗、本当は根っこをキレイにほぐして、なん分割かにして植えないといけない、というのは分かっているのですが、そのままポンと植えてしまいました。
こうすると育ちが悪くなるのは分かってるんですけど…根がブチブチ切れて、ダメにしてしまうこともあるし、面倒なんだもの…
ベランダに植物があると、神棚もどきのお水を毎日取り替えることが出来ます。
お正月に買った氏神様のお札の前に置いている水、ウッカリすると何日も放置しちゃうんですよね…
でも植物があると、毎朝このコップの水をプランターに注ぎ、新たなお水をお供え出来ます。
お水を排水溝に捨てるの、勿体ない気持ちになるから、神様と植物は私の中ではセット。
ということで、テキトーに植えてしまってはいるけど、これからしばらくは料理にバジルとパクチーのある生活を始めます。
ちなみに、このプランターには、ハムスターも眠っています…もうかなり前のことなので、もうカケラも残っていないと思いますが…
過去に植えた植物の枯葉を栄養に、バジルとパクチーがスクスクと育ちますように。
と書いて、つくづく自分のテキトーさに呆れますが…
自分の家に、何かしら愛を注ぐ対象があり、毎日水と日光を欲する姿を見ると、「生命」とか「自然」とか「愛」とか「時間」とかについて考えますね。