最近既婚女性の同僚が
「旦那のお父さんが倒れてるのが発見されて、病院で末期癌だって分かったんだ。
でもかなり前に義母さんと離婚してるから、もう何年も会ってなかったんだよね。
旦那は1人っ子だから連絡来たけど、ロクにお金も無い生活してたみたいで、借金は無さそうだけど自宅の片付けとか今親族で押し付け合い中」
と言っていました。
ワークライフバランスって、結婚出来れば、子供がいれば、仕事をすれば良いってものではないし、20代だけでなく、その後何十年にも渡る人生に関わることなんだなぁ、と改めて思いました。
先日「専業主婦を馬鹿にするな」という感じのコメントを頂いたのですが、本当の本当のことを言えば、私は高校〜20代の頃は、専業主婦もパート主婦も馬鹿にしていました。
そんな風に、家族の為だけに生きる人生って嫌だなーって。
それは、当時見たテレビやマンガや、自分の家の状況で思っていたことです。
母親が「優しい素敵な」専業主婦だったりパート主婦だったら、そんな風に思わなかっただろうなぁ。
イライラカリカリして子供にあたり、
「宝くじが当たったら離婚する」
と母親が言う姿を見るのが嫌でした。
母がそうやってカリカリしながらパートに出ていたから、私も兄も進学を金銭面で諦めずに暮らすことが出来ましたし、全てを親の責任にするわけではありませんが、
「もし〜だったら」
は、たまに考えてしまいます。
よしながふみが対談エッセイで
「子供の頃母親から、好きな人と結婚したかったら、自分が稼げるようになりなさい」
と言われて育った、と語っていました。
彼女は漫画家だけど、慶應大学法学部に行った方。

あのひととここだけのおしゃべり―よしながふみ対談集 (白泉社文庫)
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東京の人の教育は、やはり田舎とは違うもんだなぁと感心しました。
よく行く鍼灸院でも、広尾あたりに住むアラフォーで出産した方々は
「親が早くいなくなるから、1人でも生きていけるだけの教育は受けさせたい」
と言っていました。
親が子供に与える影響は100%ではないけど、大きなものですね。
私自身は仕事に人生を捧げたわけではなく、激務の中でも同僚女性は結婚していたので自分に問題があると思いますが、「優しい素敵な」専業主婦やパート主婦にはなれなかったと思います。
「主婦を馬鹿にするな!」
とか思いながら、イライラ過ごす自分の姿が簡単に想像出来ます。
子供はそれなりの大学に行かせたいし、適齢期には結婚出産して欲しい。
子供が私のようになったら、キーキー言ってしまいそうです…
結局どんな道を選ぼうと、ワークもライフも中身次第だなぁ。
気の持ちようと努力次第で、充実させることも、不満だらけの人生にも出来る。
こんなことを考えたのは、昨夜たまたまネットで見つけたマンガを読んだからです。
無料立ち読み分しか読んでませんが、胸糞です。
ニコニコして黙って耐える妻に不満を持ち
「専業主婦のくせに」
と貶す夫と、内心夫が大嫌いなのに、怒らせないように気を遣う妻。
恋愛結婚でも、こんなことあるんだなぁ。
好きな人と結婚したい、という夢は今も抱いていますが、お互いに尊重し合える相手を探すとなると、こりゃ大変だなぁ。仕事する方が報酬もらえる分割り切れるなぁと思いました。
一緒に人生の海を泳いで行く相棒と、お互いに支え合いたい。
ワークもライフも、器だけあってもダメなんだ、と思うと、ちょっと気が遠くなってしまいました…