私はホラー好きで、HONKOWAの愛読者ですが、幽霊の話だけではなく、スピリチュアルな話も時々掲載されています。
何度も同じような辛い目にあう原因を探ってみたら、前世の自分が辛い思いをしていたとか、守護霊が必要以上に辛い修行をさせようとしていたとか、幼少期の辛い体験が遠因となってトラブルが起こっていた、というケースが描かれていました。
こういう目の前の問題の奥にある原因を探るというのは、スピ系では本当によく聞きますし、心理療法でも聞きますね。
以前知人から「アートセラピーを始めたんだ」と連絡が来たことがありました。
その頃私は転職について悩んでいて、心理学に興味があるし、アートなら自分の経歴を活かしてやっていけるジャンルかもな?と思って興味を持ちました。
このアートセラピーを始めたのは男性で、元彼の友達の友達として合コンで出会い、Facebookで繋がっていました。
「話があるから会えない?アートセラピーのことも話したいし」
と言われて、久々に会って食事をしました。
「絵を描いていたら、子供の頃の孤独な自分が座り込んでいるのが見えたんだ。
その子供の自分を抱きしめたら、心の奥底から癒やされて、前を向けるようになったんだ!」
と、アートセラピーの良さを語っていました。
ふむふむ、そういうことはあるんでしょう。ただ、純粋に絵を描くには、私はちょっと普通の人よりテクニックの勉強をしてきています。
私にとって、絵は自分の好きな線や色を探り、構図やメリハリを考えて作り上げていくものであり、他者に見せることを前提としています。
自分が好きで描いている時にも、脳内にはデッサンや平面構成の基礎知識が浮かびますし、没頭してテクニックをぶつけていくのが楽しいものなので、その作業をしながら本来の自分に出会えるとは思えません。
自分の好きな表現方法に出会うために、たくさんの絵を見て、色んなジャンルがあることを知り、その中でどれが自分に合っているのかを10代の時から探ってきています。
「そういう知識とかは全然アートセラピーとは関係ないから大丈夫だよ」
と言われましたが、ん〜、そうかなぁ。ってか、自分がセラピーを受ける側としての選択肢としては考えてなかったなぁ、と思いながら話を聞いていました。
ちなみにその後この知人から
「ところで話したかったのは、『副業を始めた』って言ったけど、それはニュースキンって化粧品を販売することでね」
と言われ、マルチのお誘いかよ!とビックリしたのでした。
「アートセラピーで洗脳解けば?」
と内心思っちゃいましたね。
まぁ彼はマルチで出会った人がアートセラピーを受講してくれたりしてたから、人脈作りとしては良かったんだと思います。
私が自分自身の問題と向き合う為に選んだ手法は、認知行動療法を受け、先生に匙を投げられてから、ブログを始めたことです。
「あなたは一般の日本人女性よりも、主義主張が強過ぎます。
海外に行ったら合うかもしれませんよ。
認知行動療法に向いてるのは、もっと他人に流されやすい、他人の言葉を素直に受け取って信じる普通の人なんですよ…」
って言われちゃあねぇ。
自分自身と向き合い、幸福を引き寄せる方法としては「アファメーション」というものもあります。
これはネットで調べて一時期やっていました。
ヨガの瞑想に似ていて、胡座をかいて丹田を意識しながら腹式呼吸をし、悪いものを吐き出し、理想の生活を引き寄せる、というものです。
当時ネットで調べて、本も買ったけど、買った本がどれかは思い出せないので、似たのを貼っておきます。
アファメーションは、元彼に執着しまくってる時にやってました。
寝る前に暗い部屋で、ベッドの上で胡座かいて、細くゆっくり息を吐き出すのを数十回繰り返してから、脳内に理想とする情景を思い浮かべる、だったかな?
顕在意識ではなく、潜在意識に働きかける、みたいなことで、私はコレで夢が叶うとは思いませんが、執着心を手放す訓練とか、視野が狭くなってるときに心を落ち着ける作用はあると思います。
ただ、「きっとダメに決まってる」と否定の言葉で自分を縛り付けているせいで物事が悪い方に引き寄せられている、とか、「正しいやり方をしないと願いは叶わない」とか、なんかこうアレコレルールが煩いし、そのやり方に従わないといけないという脅迫観念が宗教じみて感じてしまい、やめてしまいました。
あと、飽きたのかな?今はまたやってもいいかも〜。
真剣にやってた時は、元彼の笑顔を思い浮かべたら温かい気持ちになって、自然と心がポカポカしながら涙が流れたりしてましたね。
で、当時鬱病で仕事を休んでた友人に勧めたところ
「あーそういうのグループセッションでやったことあるよ。
泣いてる人とかいたけど、私はあーいうのは冷静に『そんなんあるワケないじゃん』って冷めちゃって、全然ダメだった」
と言っていました。ま、自己主張の強い私の類友ということで…
あと、前世療法も聞きますね。
そういうセラピー自体には行ったことありませんが、菅野彰さんがエッセイで体験を書いてました。
やはり目を閉じて深呼吸して、光が目の前に浮かぶのを思い描き、その光の中に見える情景を話しながら読み解く、というものだったそうですが、菅野さんには前世は見えなかったそうです。
ちなみに過去にHONKOWAで氷室奈美さんが、自分が受けた前世体験セッションの話を描いていました。
氷室奈美さんは漫画家を休んで占い師をしていた時期があり、霊感があるのでよく当たったそうです。
でも、あまりに視えるようになると、自分の死期まで視えるようになる為、それが怖くて占い師を辞める同僚もいたんだとか。
今は氷室奈美さんは透視画リーディングでお客さんの守護霊を描くのを本業にされてるようです。
氷室奈美さんが受けた前世体験セッションのやり方は、大人数で同時に受けるもので、指導者の声かけに合わせて行われたそうです。
まず、右足が重くなる、次に左足が重くなる、次に腰、お腹、手…と徐々に体全体を重く沈める意識をした後に、
「5分前のことを思い出してください」
「1時間前のことを…」
「1日前、一週間前、一ヶ月前、去年、学生時代、幼稚園、赤ちゃんのとき…」
と、少しずつ過去のことを思い出していきます。
これを何回も繰り返す内に、今まで忘れていたようなことを思い出せるようになり、そして最後に「生まれる前のことを」を思い出せるようになるとか。
氷室奈美さんはセッション中には前世まで行けなかったので、後日自宅でやってみるのを繰り返したところ、黒人の物書きの女性の姿が見えた、と描いていました。
これ、私も昔真似して一人で何度かやってみたのですが、3歳か2歳くらいのことまでは思い出せました。
車の中で親を待っていた情景とか。
今回は結構怪しいようなネタを書きましたが、何にせよ、何か原因があって同じ恋愛トラブルが起きる、とかはあるそうですし、そりゃそうだろーとは思います。
「好きな人と私」という視点から、「私個人」という視点でゆっくりと時間をかけて自分を見つめていくと、目の前の問題の解決策が見えることはあるかもしれません。
そしてそれは、身近な友人とか、好きな相手には出来ないことなんでしょうね。
悪霊とか先祖の因縁とか生き霊とかは、個人では何とか出来ないとは思うけど、そういうのに狙わらてるーって思って霊能者のところに駆け込むより、まずは自分でできることをやってみるのはアリだと思います。
ただ、スピリチュアルにハマってる人は、怖いと思われがちですけどね…。
塩風呂入ったり、ボディマッサージしたりして、ヨガのついでに瞑想して、幸せを引き寄せる為に自分を見つめる…みたいなのは、暇な時にやってみても良いのではないでしょうか?
ちなみに愛情を引き寄せたい時は、子宮挟み撃ちマッサージと、足のマッサージが良い、と以前もご紹介した本に書かれていました。
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その記事を書いた後にマッサージオイルを買ったので、最近は私も軽くお風呂上がりにマッサージしてます。
女はね、こういう楽して幸せになれそうなのに弱いですよね?
ま、今回ご紹介したのは、ほとんどお金をかけずに出来ることですし、それ以上のモノは私はやったことないし、多分やりません。
レイキヒーリングとかも一時期気になってたんですけどねー。
何でもいいから、今の自分から少し意識を切り離してみるってのはオススメです。