大変有り難いことに、祖母を亡くしたばかりの友人にまだ地元にいるのか連絡したら、その日のうちに飲みに付き合ってくれることになりました。
ホントは彼女はかなり地方の出身なので、いっそそこまで行こうかと思ってしまったりもしたのですが(亡くなったのは1日なので、土日も含めて長期滞在なら、お手伝いすることもあるかも?と思い)、昨日帰京していてそのまま飲みに付き合ってくれました。
長時間付き合ってくれて、本当に感謝しているのですが、ですが…
あまり愚痴を言ってはいけない、と思ったり、私以上に話好きの友人の身の上話を聞き、会話の中に何度か親族の彼女や奥さんの話が出るので
「ごめん、今は彼女とか奥さんって単語を聞きたくないんだけど…」
と申し訳ないけど言ってしまいました。
疲れているだろうに、付き合ってくれた友人には感謝しています。
そして、それに「ありがとう」と言わないといけない、という強迫観念にかられ、申し訳ないけど疲れた部分もあります。
「他人の気持ちを考えられない」
と会社で上司に言われましたが、じゃあこの強迫観念を感じている私は、自分のことしか考えていないんでしょうか?
聞きたくない単語を笑って聞き、ひたすら友人の好意に感謝するのが正しいとは思いますが、私は今は本当に辛い気持ちなのに、それに蓋をして他人の前では笑わないといけないの?
人はそんなに、我慢しないと迷惑な存在なの?
「あなたはいつも飲み会の時すごく周囲の空気を読んでるのに、どうして上司にそんなこと言われるのか分からない」
と友人は言ってくれました。
もちろん飲み会と仕事は別だから、短時間の飲み会では仕事中より気遣いをしていますが、友人は金銭が絡まないから、優しく有り難い存在ですね。
夜中まで飲んで、帰宅して薬を飲んで2時頃眠ったのに、7時半に目が覚めました。
普段休日は10時頃まで眠るのに、最近睡眠時間がちょっとずつズレてしまっています。
一昨日は22時頃寝て5時に起きていたので、夜中まで友達と飲んだのに睡眠時間が短いのは良くない感じ、かな?
朝起きた瞬間に鈴木さんのことを思い出して、胸苦しい重い気持ちになりました。
それは失恋とかいうものではなく
「私がずっと子供の頃から手に入れたかった、自分が好きな人に愛される、という生活を手に入れられないまま、私は人生を終えるのか」
という絶望感みたいなものです。
まぁこの年齢でも結婚出産する人はまだいるんですけども。
友人は美人でパワフルでオタクで、割と暗めの怖い話も好きな人なので、色々な話をしました。
最近SNSで、夜中に峠のトイレで天井から吊るされたロープを発見した人が写真をTwitterにアップしたのが話題になっていたのですが、友人もその投稿自体は知っているけどその後は見ていない、と言っていました。
私はその投稿の続きを読んでいたので話しましたが、その峠のトイレの窓の先に向かってロープが垂れていて、投稿主が引っ張ってみたらとても重かったそうです。
窓の外は崖のようになっていて、見下ろさないと分からないけど怖い。
投稿主は夜にツーリングで出かけていて、その峠のトイレは元々怖いと有名な場所だったそうです。
一旦は怖くて逃げ出そうとしたけれど、やはりと思って警察に届けると、やはりそのロープの先にはご遺体があったそうです。
その後投稿主がアップしたロープの写真に
「これ心霊写真じゃない?」
と加工した画像をアップする人がいたり、
そもそもロープの写真をアップした投稿主を非難する人がいたり、色々と炎上していました。
この話の流れで、友人の親戚のおじさんが首を吊った話を聞きました。
自営の仕事がうまくいかなくなり、数百万の借金があり、奥さんや成人した子供に遺書を残して隣町の公園で亡くなったそうです。
私はどんなに落ち込んでいても、夜中の峠のトイレや公園で吊るなんて、怖くて怖くて出来ません。
自分が幽霊になる前に、他の幽霊を見たくない…
よく聞く話では、人は鬱ではなく躁鬱の時に実行するそうですね。
「あ、天気良いな、飛ぼう」
とか、そういう行動する元気がある時に実行するので、周囲の人が悩んでいるのに気付かなかったという話も多いのかもしれません。
以前他の友人が鬱から回復して来た頃に
「死にたいという気持ちは無くなってきた」
と言われて、まさかそんな風に思っていたとは思わなくてビックリしたことがありました。
もちろん私もそんな風に思うことはあるけど、それは「もう生きていたくない」であって「積極的に実行したい」とは思いません。
ダウンしている時には、そんな元気ないです。
私は失恋で相手に復讐するとか、自分で命を絶つとかする人は、随分と行動力があるなぁと思います。
1人で自宅に籠るのも胸苦しく、友達と会うのも疲れてしまい、とにかく薬飲んで眠るのが良いのだろうけど、それで時間がただ流れるのも人生無駄にしてるなぁ、と思っているのですが、きっとそんな思いをしている人は今世界中にたくさんいるんでしょうね。
今は薬を飲むと少し気持ちが明るくなるので、Huluで「怪奇大家族」を繰り返し観ています。
高橋一生が22歳フリーター設定の主人公で、清水崇が監督のホームコメディホラードラマなんですが、めちゃくちゃ面白いです!
母親は室井滋とか、祖父はおヒョイさんとか、結構豪華!
幽霊や妖怪や宇宙人やゾンビが出てくるのですが、ホラーをネタにした爆笑ドラマなので怖いもの嫌いにもオススメ!
これを観ると、生きるとか死ぬとか真剣に悩むより、それを笑ってネタにして過ごしたくなります。
生きてても死んでても、楽しいのが良い!
神様や仏様はいないかもしれないし、いるかもしれないけど、幽霊はいるのかなぁと思っています。
悪霊に取り憑かれて引き摺られるように亡くなる人の話もホラー物でよくありますが、それだけはマジで勘弁ですね。
自分の人生を見ず知らずの悪霊に左右されたりしたくないわぁ。
と、こんな気持ちを会って話して笑ってくれる友人がいて、私はやはり幸せ者です。
こういう話をすると困惑した顔する人もいますし。
私は今は、脳内が痺れたモヤのかかったような状態だと他の人達に話したことにより、かなり気持ちが楽になってきてはいます。
心配されるとそれはそれで心苦しいのですが、今は下手に前向きなアドバイスも聞きたくなく、マンガとか小説とか読む集中力もあまりないけど、でも友達と馬鹿話をする元気はあります。
そして、誰にも何も相談も出来ずに吊ったり飛んだりは多分するのことはありません。
親よりは兄が可哀想だと思うからです。
大して仲良い兄弟のわけではありませんが、小さい頃はとてもとても優しく大事にしてくれていたので、もし私が命を絶ったら兄が酷く悲しむと思います。
以前鍼灸院で隣のベッドのお爺さんが先生と話していた声が聞こえてきたのですが
「もういい歳だから仕方ないけど、それでも昨年妹が自分より先に死んだのは辛かった」
と話していて、ちょっと泣いてしまいました。
私の友人も、今私が自分で命を絶ったら、より病むかもしれません。
実際若い同僚男性が、友人が自ら命を絶ってしまい、そのショックで血尿と高熱を出し、しばらく休職していました。
元彼も友人が自宅でオーバードーズで亡くなったことがあり、職場で呆然としていたら上司から帰宅を促され、帰り道に自然と涙が溢れてきたので
「へぇ、俺って泣かない人間だと思ってたけど、涙が出るんだって思った」
と話していたことがありました。
悩んでいる時、友達や家族に話を聞いてもらえなかったり、むしろ話したら迷惑そうにされたり、かと言ってTwitterやらお悩み相談の電話やメールを使う気になれない時もあります。
周囲の為に我慢して生きろ、とは私は思いません。
でも、そんな思いを人にさせたくないとか、下手に自分が心霊スポットを作りたくないと思える内は、まーなんとかなるかなーと思います。
辛い時に会う友人は、今相手が暗い話を受け止める余裕があり、変にアドバイスばかりしようとして来ず、かと言って甘やかし過ぎず、馬鹿話を笑ってしてくれる人が良いですね。
私の友人は他人に弱音を吐きたくないタイプなので、落ちるときは酷く落ちるけれど、最近は落ちそうなタイミングでは無理矢理方向転換するようにしているそうです。
彼女は霊能者から「守護霊が強い」と言われていて、「これまで人脈に恵まれて生きてるよー」と笑っていましたが、確かに私も彼女と遊ぶようになってから楽しいことがたくさんありました。
だからこそ、暗い自分に合わさせるのは申し訳ないな、と思いつつ甘えてしまいました。
皆さんそれぞれ色んな友達がいて、付き合い方も違うと思うのですが、若い頃程友達にベッタリと甘え過ぎない範囲を考えるようになってから、より良い付き合い方が出来るようになった気がします。
もし私に夫や子供がいたら、こんな風に友達に寄り添ってもらえることはなかったかもしれません。
書いていたら、私もしかして割と元気な方かな?という気もしてきました。
今本当に望んでいることは、叶わないことですが、元彼と再会をして復縁できることです。
もしまだ元彼が独身で、彼なりに色々あって、そして連絡しようと思ってくれたら良いのだけど、そんなことは若いときならまだしも、今ではあり得ないことです。
過去を美化しているだけだし、タラレバ言っても仕方ありませんが、結婚適齢期にあんなに一緒にいて楽しかった男性と付き合えて、そりゃ結婚したい!運命の人だ!と思っちゃってましたもん。
思い出はこのままで残した方が良いんでしょうけどね。
それでも叶わないことを考えて、1人で苦しい時は、ある程度回復するまでは1人で過ごし、少しでも元気な時には友達に会うと良いかな、と思います。
そんな元気がない時は、このブログを読んで
「寂しいのは私だけじゃない」
と思ってくれたら良いな。
そしてそんな風に話を聞いてくれそうな友達がいない方は、カウンセリングなりに行って話を聞いてもらって下さいね。
そして、Huluでぜひ「怪奇大家族」を観てください!