メインブログで書きましたが、本日は映画「美人が婚活してみたら」を観に行ってきました。
もうあと数日で公開は終わってしまいますが、観終わって時間が経つにつれ、ジワジワと田中圭のエロさと、中村倫也の可愛さをもう一度観たくなってきます…。
ネタバレ感想はもう上で書いているので、そっちでは書かなかったことをば。
私は最近中村倫也にハマっていますが、実はこの映画の中ではちょいちょい
「可愛いけど…良い人だけど…面倒くさいな…ちょっとキモい」
と思ってしまいました。
それは彼の役が、女慣れしていないけど誠実で優しい人、という役で、主人公の女性もいまいちピンとこない相手というキャラなので、演技としてはパーフェクトだったのですが…
そして、主人公が明らかに自分に本気ではない女慣れしたイケメンとは寝るってところに、リアリティを感じました。
この映画、原作はWEBで連載され、書籍化もされているマンガです。
私は原作には興味がそんなに湧かなかったので、映画前には読んでいませんでした。
でも余韻に浸りながら、サイトで無料公開されている分だけちょっと読んでみました。
この主人公はめちゃくちゃ美人でモテる32歳という設定なので、共感しきれない部分は多々ありますが…
このマンガの中だと、中村倫也の役は本当に冴えない感じの男性で、主人公の女性タカコは「ちょっと見下した気持ちを持ってるんだなー」と、マンガだとより強く思いました。
実写だと中村倫也が演じた園部のコミカルな演技が可愛くて、そっちに気を取られてしまってたわ…。
この園部が、お寿司デートの帰り道に、合言葉のように手でお寿司をつまんで口にする様子を再現しながら、笑顔でタカコ見送るシーンがあります。
それを見て主人公女性もちょっと冷めた顔をしていたけど、私も「うわぁ…面倒くさいな」と思ってしましました…。
でもあれ、好きな男性がやっていたら、むしろテンション上がるはず。
優しくされたり、気を遣ってもらうことを重荷に感じることって、私は男性だけでなく同性相手でもあります。
親切な近所のおばさんが面倒くさく感じる、みたいな…
なんていうか、「親切をするタイミングを見計らうために、行動を見張られてる」みたいな拘束感を感じてしまうんですね…
そういう人より、自分に対して本気じゃない慣れたイケメンとサクッと遊びたい…となってしまったタカコの気持ちは、まぁ分からなくもありません。
ま、私だったらあの流れで田中圭演じる矢田部を好きになっちゃって、痛い目みるけども。
ところで私、昨日昔の職場で親しくなった歳上女性と1年ぶり以上に会いました。
内容的に後日改めてメインブログで書こうと思っているお話もあるのですが、ちょっとだけ書くと、その方は現在バツイチで女子大生のお子さんと二人暮らしをしています。
元旦那さんは、まー世間一般で言うダメンズでした。
自分でも発達障害だと自覚しているそうですが、仕事を続けられず、実家とも義理実家ともうまくいかず、最終的には浮気されて離婚となりました。
それでも娘さんは今でもパパが大好きで、離婚した時には
「ママのせいで離婚することになったんだ!」
と娘から怒られ、知人は辛かったそうです。
この知人は、とてもとても良い人、真っ当なキチンとした女性です。
でも旦那さんだけでなく、実の弟妹のお話を聞いても、どうも周囲に変わり者が多い。
娘さんも旦那寄りに成長していってしまっているみたいで、
「そういう変わり者の身内が集まる星の下に産まれたんでしょうねぇ」
と思わず言ってしまったら
「もーホント、私は普通に静かに暮らしてるのに、いつも周囲に振り回されてばっかりだよ…」
とトホホ顔をしていらっしゃいました。
「結婚がゴールじゃない」
とはよく言いますが、いやーほんと、結婚はゴールでは無いんですね。
「美人が婚活〜」の中でも主婦の友達が「結婚は忍耐」とかあるあるのセリフを言っていましたが、妻が耐え忍ぶだけでは済まない問題もあるようで。
この知人の娘さんは、ピチピチの女子大生であるにも関わらず、今ものすごく悩んでいるそうです。(これはメインブログでまた書こうと思ってます)
私や知人から見たら「まだ若いんだから、出来ることたくさんあるのにね」って感じの悩みなのですが、でもそれは私自身も、若いことも今も抱えている気持ちとほぼ同じ気もしました。
大人になったからって、その気持ちは無くならないものだよ、なんて女子大生には言ったらいけないのかもしれないけど…
私は独身のままだからか、そんなに大きく学生時代から性格も価値観も変わっていない気がします。
大人になれなかったってことなんだろうけども…
今「美人が婚活してみたら」に共感しているアラサー女性は、ふと気付いたら私のように、当時と同じ気持ちのままアラフォー独身になってしまうかもしれません。
私はアラサーの時、そんなアラフォーを心底馬鹿にしていたし、自分はそうならないって信じてました。
でも、なっちゃった。
だって、そうならないための努力をしなかったから。
元彼が忘れられなくて辛い〜とか、自分を好きになってくれない人のことツラツラ考えて、「今は他のこと考えられないから仕方ない」って思っちゃってたんだもの。
今時間が巻き戻っても、だからって積極的に婚活してなんとか結婚しなきゃ!とは、実は全く思いません。
「あの時元彼と別れないための努力をしていたら」というタラレバは考えますが、婚活を頑張りたかったとは思えないかな。
そのためには、自分の性格や価値観を大きく変えなければいけなくて、そうした方が生きやすいんだろうとは思うけど、でも心からそうなりたいって思えなかった。
動物園の中で快適に暮らすために、ツガイにならなければいけない。
せめて群れで仲良くそれなりにやっていければ良いけど、それが出来ないこともある。
ただただ仕事して餌食べて眠る日々を過ごす動物でいるのも良いけど、その仕事さえいつまであるか分からない。
動物園が閉園となったら、行き場のない年寄りの子になってしまったら…
と、段々と暗い考えになってしまいましたが、こういうことはアラサーの時も考えてはいたんですよね。
でも、考えているだけじゃ、闇雲に行動しているだけじゃ、何も変わらずに時間だけが過ぎていく…。
まぁ婚活モノあるあるですが、知人の話を聞き、映画を観て、改めて
「私はどんな風に生きていたいのかな?」
とボンヤリと考えています。
その日暮らしでも全然、この日々が続くなら良いんだけど…それさえも危ういしなぁ。
さて、平成も終わりますね。
令和には、新しい良いことが起こりますように…!とやっぱりまだまだ神頼みな気持ちですが、何か新しい風が吹くことをつい期待してしまうのでした。