メインブログの方にポチポチと書いていましたが、ここ数日は推し俳優新田真剣佑の動向、というより、取り乱したファンの動向を追っていました。
私はもう、「この人、いつか何かやらかすな」と思って他の推しを作っていたし、芸能人を生き甲斐にする程ではないので、まぁ冷静、かな。
年齢関係なく、若い子もおばちゃんも、推しに激ハマりして変になっちゃう人がいる、というのが芸能オタク界だということを、ここ数年で知りました。
ファンの中には未だに傷が癒えていない方々もいますが、でも世間的には結構忘れかけれているのが実情。
もちろん「コロナ禍に沖縄で女とデートした俳優」というイメージはずっと残るでしょうが、猛烈に叩き続け、ファンにまで絡んでくるような人は大分減っているようです。
ちょっと、面白いって言ったらアレなんですけど、私も大概執着心が強い、オタク気質な方、と思っていたけど、とは言え限度ってものがあったんだな、と知りました。
真剣佑ファンの一部は「相手の女は本命のはずがない」「服装が阿佐ヶ谷姉妹みたいでダサい」「どうせアパレル会社社長があてがったセ○レだ」なんてことをネットに書き込み続けているのです。
これは現実の片思い、失恋でも起こりがちな感情ですね。
女の怒りは、好きな男性ではなく、彼が選んだ女性に向かうもの。
「あんな変な女選ぶような男だったんだ〜」
と何度も何度も言い、アンチのような書き込みをし続けている人を見ると、
「ああ…この人は、こういう風に考えないと、もう心がボロボロなんだな…」
と思ってしまいます。
ここ数日「誹謗中傷」について色々芸能人や政治家が発言をしていますが、そもそも
「何故、誹謗中傷をしてしまうのか?」を考えなければ、私は誹謗中傷が無くならないと思うかな。
「誹謗中傷するのは、絶対にダメ!」
とツイートしている人が、その数十分前には政府を猛攻撃するツイートしてたりするそうで…
自分自身が誹謗中傷している自覚が無い、というのが厄介なところですね。
誹謗中傷をする人の中には「ただ面白がっている」という人もいれば、「傷付いて変になっている」人もいれば、「妄想など精神的に問題を抱えている」という人もいます。
また、「誹謗中傷ではなく、正直な批判」とういケースもある。
「悪口を言ったらダメだから、私は前向きなことしか言わない!」なんて言う人がいたら、それはそれでつまらないし、信用できねーな、と私は個人的には思うかな。
しかし前述の、新田真剣佑と一緒に映っていた女性を叩く人の価値観は、ちょっとまた複雑な様子。
というのも「本命の女を沖縄旅行になんて誘うはずが無いから、遊びの女なんだ」という思考回路になっているのです。
えっと…「コロナ禍の中だけど、コイツは遊びの女だから連れ出そう」なんて思うかな?
そんなことしたら、自分が感染するかもしれないのに?
そもそも自分は感染していない、と思っているから出掛けているわけですよね?
誰かに見られるかもしれない場所で(実際に撮られているけど)、遊びの女と出歩く男って…相当のクズだと思うけど。
ってか、推し俳優に遊びの女がいる時点で、私なら「キモっ」って思うけど…
でも「芸能界なんて、そういう汚い場所って言うし、彼もそういう世界にいるんだ」と言うのです。
…へー、じゃあ、そういう汚いことしてる男に、お金払ってるんだ?へぇ?
元芸能人の知り合いがいたり、仕事がらみで芸能人関係の話を聞くことは今まであったけど…そんなの人それぞれっぽかったけどなぁ。
そんな風に、推しを汚い存在呼ばわりしながらも、ファンクラブの会費は払い続ける。
「月500円くらいなんて、大した額じゃないし」
と言いながら、お金を払うその気持ちが、私には全く理解できません。
詳しくはメインブログにも書いてないけど、ファンクラブの方はえげつないシステムがあり、何万円どころか何十万円を一気に貢ぐ状況なのだとか。
私、それ聞いただけでドン引きなんですけど…
その上さらに「セ○レ」を連れて沖縄旅行に行く若手イケメン俳優なんて、もう応援していた時のことを忘れたいくらいの存在になっちゃうけどな。
ただ、私は現時点ではそこまでドン引きしていない、というか、
「ファンクラブに入ろうとは思わないけど、出演作を観に行ってブログのネタにするくらいは、まだ続けてもいいかな」
程度の気持ちでいます。
元彼だの鈴木さんだの、過去にリアルに好きになった、関わった男性と芸能人は別物。
「へ〜この程度の女と結婚したんだ〜」
とか思ったりしたこともあるけど…でも、そう思うと「それでも選ばれなかった自分」が惨めになるから、そういう考え方はしない方が楽よね…
と、他人事みたいに考えたらバッサリ切れる話なんですけど、頭の中がカッカしている状態の人には通用しません。
この程度の言葉で他人の感情を変えられたら、世の中に犯罪なんて無くなるわ。
「一旦、頭を冷やしなよ」
なんて慰めの言葉もよく本やドラマや映画で見かけますが、その一言で本気で「ハッ」として改心出来る人が、どのくらいいるんでしょうか?
この世のすべての人が、それで考えを改めるとは思えません。
それを出来ない人がいるから、誹謗中傷だって生まれるわけで。
じゃあ、どうしてその言葉が響かないの?って言ったら、「所詮は他人事の、表面的な一般論でしかない」からじゃないかしら。
荒ぶっている人は、怒りや孤独感でいっぱいだから、そこを穏やかで豊かな気持ちになれるように変えていかなければ、無理無理。
あ、なんかまた、宗教だかマルチみたいなこと書いてる…?
まぁとりあえず、私はそこまで頭が変になっちゃうくらい、新田真剣佑にハマっていたわけではないようです。
彼が選んだ女性を見下し、彼を応援し続ける他のファンを見下し、でもSNSで動向を探ったりしまくっている様子を見ていると
「うっわー怖い…ストーカーじゃん」
と思いながらも、元彼と連絡を取りたくて必死になっていた頃の自分を思い出してしまいます。
待ち伏せしたりはしなかったけど、電話かけたり、メールしたり、してたなぁ…キモかったなあ…
でも、一般論で言うキモいストーカー行為が、本当に自分のケースでも当てはまるのか?がよく分かんなくなってた記憶もあります。
そもそも両思いじゃないと、自分では胸キュンなことも、他人から見たらキモいことあるしな…めんどくさいな…
そういう感情を知っているから、誹謗中傷をする人に正論を言っても通じない、という理屈は分かるつもり。
でも、そういう人に本気で真剣に向き合って、考えを改めさせようとも思いません。
私自身になんも被害もメリットも無いし。
ただ傍観者でいると「この人は、どんどん自分で自分を傷付けていることに気付いていないんだな」と思って、虚しい気持ちにはなりますね。
そこまで好きになれる芸能人が出来ただけ、楽しかったこともあったんじゃないの?
なんて一般論を言ったらぶっ飛ばされそうだから、絶対に言わないけど。
ダメンズ結構好きな方だと思ってたんですが、私には貢ぎ癖が無いので、そこは良かったな…と今更ながら思いました。
見境なくジャブジャブと推しに注ぎ込んで、スクープされたの観て泣くとか…怖い怖い、無理無理、耐えられない!
でも世の中には、そういう状況でも突っ走ったり、傷付きながらも推しを好きでいるのを止められない人がいるんだと知りました。
こういう人の感情も理解し、なおかつ罵詈雑言を匿名で書くのが好きな人の気持ちを変える世の中を作っていかないと、単に誹謗中傷に罰則を設けるだけじゃダメなんだろうな。
むしろ、それで余計にストレス溜めて変なこと起こるかもしれないし。
と、ここでダラダラ書いても仕方ないのですが…
世の中には色んな人がいて、気持ちを理解出来なり、出来なかったりするけど、でもそれをSNSで知られるのは面白いなぁ、と思う日々を過ごさせて頂きました。