ここしばらく悩んでいた件と、昨日あった嬉しい話を偉いさんと話したら、別視点での意見を言われて、なるほどーと思いました。
私は長年少人数の会社で働いていたので、直属の上司の更に上の考え、というのに触れる機会が無かったのですが、それぞれ同じ目的の為の行動でも、取る手段が違うものなんですね。
私の目にはパワハラにしか見えなかった上司の発言は、更に上の立場の人と話した内容を上司が解釈して取った行動でした。
「言われた言葉そのものじゃなく、そうなるに至った経緯を考えて、どう行動するか、を考えなくちゃいけないよ」
と偉いさんに言われて、あー私、目の前のパワハラのことと、自分の感情と目先のことしか考えて無かったな、と思いました。
ただ、やはりパワハラに思えた言葉にショックを受けていた私を慮ってか
「ま、そう思わなくちゃ、やってられないからね〜」
と最後に笑って言われて、ちょっと救われました。
よく「広い視野を持ちましょう」と言うけど、やはり目の前に辛いことがあると、どうしても視野は狭くなるし、かえって別の所でも躓いてしまったりしますね。
そういう自分を自覚しているので、目の前のストレスから目をそらすことばかり考えていましたが、それより上の目線を考えるって方向に気持ちが行っていませんでした。
このパワハラ?の件は他の人にも話していたのですが、やはり「わかるー」とか同意の言葉や「でも切り替えていかなきゃねー」という目の前のことへの励ましをもらっていて、それはそれで有り難かったのですが、別視点の意見をもらうことで根本的に少しクリアになりました。
これ、仕事だけじゃなく色んなことで有効なんでしょうね。
うまくいかない恋に対しては、目の前の相手と自分のことばかり考えてしまいがちだけど、相手がそうなるに至った経緯を考えて、その対処法を見出す。
とりあえず耐えるとか、気分転換して再チャレンジするのが良い時もあるけど、
「そもそも、何故そんな問題が起こったんだろう?」
という所から、根本的に考えるアドバイスをもらえると、前向きになれたりするのかな、と思いました。
ただ、今回アドバイスをくれた偉いさんは、すごく沢山の人を見てきた方なので、だからこそアドバイスが的確だったと思います。
単なる一般論じゃなく、これまでの経験と、私の性格を見た上でアドバイスをくれました。
「あなたは根本的に、ウサギと亀のウサギみたいな感じで、最初にガーッと勢いで走るけど、その後手を抜いてしまうところがあるんだよ」
と言われて、なるほど確かにそうだ!と思ったり。
目の前の上司は
「あなたがどうしてそうなるか分からない!
自分でよく考えて!」
と言っていたけど、それでも自分で考えれば考える程、視野が狭くなっていた気がします。
恋愛に関しても、自分でツラツラ考えたり、一般論を見聞きするだけじゃなく
「あなたはこういう人だから、こうしてみたら?」
というアドバイスが出来たら良いのでしょうが…難しいですね。
今回自分のことでワチャワチャしたので、鈴木さんへの気持ちがかなり薄れました。
ただ、ちょっと所用で話す機会があったときに、2人ともなんとなく顔を合わせて笑ってしまって、やっぱり人として好きだなぁと思いました。
特に意識せずにちょっと接する分には、やっぱり素直に笑って話せる楽さがあります。
ぶつかりそうになって道を譲り合う時に「すみません」って言わずに、阿吽の呼吸で譲り合って、その感じにお互い笑ってしまったり。
それはあくまでも同僚としての仲の良さなんですが、でも私がそういう居心地の良さを感じた男性は、元彼と鈴木さんだけです。
問題は、彼らといて「落ち着く」と思う女性たちは他にもいて、彼らが「落ち着く」と思う女性たちも他にもいるってことなんですが…
目の前の問題自体には、鈴木さんは何もしてくれなかったけど、でも存在で癒してくれたから感謝、感謝。
直接的に悩みを聞いてくれたり、アドバイスをくれる人や、未来も関わり続ける人では無いけど、そうやってちょっとホッとさせてくれて有り難かったです。
最近、女性の悩みにはやはり同意や同情が効くって思ってたけど、やっぱりそれだけじゃないんだなぁと思えた週末でした。